ダンスといえば、タンゴ、サルサ、ワルツなどいろいろありますが、世界のペアダンスの基本となったキューバの文化遺産「カシーノ」をご存知でしょうか。陽気な音楽に合わせ、華麗なステップと美しい幾何学模様をダンスで描く「カシーノ」。福岡市・大名の「Familia del Casino(ファミリア・デル・カシーノ)」は、本場キューバのカシーノが楽しめるダンススタジオです。スタジオ主宰のSHOKOさんにお話を伺いました。
Q)スタジオは昨年3月にオープン。今年1周年を迎えました。 A)これまでもインストラクターとしてカシーノの魅力を多くの方に伝える機会がありましたが、昨年3月、念願のスタジオ「Familia del Casino」を設立することができました。おかげさまで、これまで以上に性別や世代を超えて多くの人と「カシーノ」を通じた縁が広がっているように思います。 Q)日本人がキューバのダンスを踊ることは難しくないですか? A)そんなに難しくないですよ(笑)。私の師匠でもあるYoel marrero氏が、誰でも美しくネイティブのように踊れるようスクエア・メソッド「MCC(Metodo del Cuadro del Casino)」を考案されているので、そのメソッドに基づきレッスンを重ねれば、誰でも美しく軌道を描きながらステップを踏み、万華鏡のような空間を共有することができます。
Q)毎年恒例の「Familia Fiesta」が11月3日、福岡市・中洲のゲイツセブンで開かれるそうですね。 A)Familia Fiestaは、今年で9年目。カシーノを通じて多くの方と出会ったことを感謝し、みんなで一緒に盛り上がります!初めての方も大歓迎。ゲストパフォーマーや特別企画も盛りだくさんなので、ぜひお楽しみください!/
Q)ダンススタジオのほかに、福岡市・警固にカジュアルバーを開店されました。
Q)カシーノの魅力とは? A)ステップを踏み、相手との距離感を心地よく感じながらエネルギーが発散されること。ダンスを通じて、美しい作法やコミュニケーション能力を磨くことができることです。踊っているうちに、みんな笑顔になり、より素敵に輝いていく。1人ではなく2人、3人、4人…と、踊る人が増えればそれだけ美しい模様が誕生する。音楽とダンスの調和の中に、自分自身も溶け込んでいくような感覚が魅力だと思います。 Q)「カシーノ」と出会ったのはいつですか。 A)もともと私は専業主婦だったのですが、映画「サルサ」を見て「キューバに行きたい!」という気持ちが強くなり、2000年に初めてキューバを訪問しました。そこで音楽とダンスに満ちあふれたラテン文化にすっかり魅了され、ダンスを学び始めたのがきっかけです。
Q)今でもよくキューバに行かれるそうですね。 A)はい。来年の1月にもキューバを訪問します。キューバはアメリカと国交を回復し、これから急速に変化していくと思います。一方で、変わらないものもある。カシーノをはじめとするキューバの素晴らしい文化が世界にもっと広がることを願っています。
※情報は2015.10.31時点のものです