保育士によるママいじめ 一時保育での言葉に傷ついた話

私には4歳の娘と0歳の息子がいます。長女が1歳になった頃、健康診断のために一時保育を利用しました。離乳食完了期の娘は、好き嫌いの真っ只中。保育園の一時保育は、年配の保育士が担当で、包容力があるかな… と思いきや考え方が古く、ひどく傷つく一言を言われたのです。

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一時保育は超人気!

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 当時住んでいた場所は人口20万人以上でしたが、一時保育を行う保育園は4カ所のみ。そのため、一時保育に申し込むためには、子どもが泣いていようが、何が起きようが、予約開始と同時に電話をかけ続ける必要がありました。
 かけ続けて30分。やっとつながると… 満員。ということも多かったのです。子育てへの行政の理解のなさに怒りすら感じていました。 

 当時1歳の娘は保育園へは通っておらず、ママから離れると大泣きする子どもでした。しかし私が健康診断を受診するために、一時保育へ預けることに。選んだ保育園は認可園で、インターネットで見た保育園ランキングでも上位。地域では人気がある園でした。

年配の保育士にうんざり

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 電話で申し込みをすると、年配の保育士が担当でした。娘の好き嫌いについて、本当に真面目に、20分くらいかけて、細かく厳しく質問をされました。「一時保育に母親の休憩で預けるなんてご法度!」という考え方の人なのかな… ということが会話から伝わってきました。

 一時保育当日。
 その年配の保育士は、私に気づくとのろのろ出てきて
 「健康診断は何時に終わって、何分で迎えに来られるのか?」と聞きます。事前の電話で、すでにお迎え時間は伝えておいたはず。

 朝食を抜いて健康診断に向かい、お昼も抜けということですか…。私は
 「事前に伝えた時間に迎えに来ます」と伝えます。

 すると次は、子どもの食事について質問攻めに。既に電話でも伝えてあったのに! 認可保育園のベテランとは思えない対応で、時間を気にして急いでいる私の都合なんてお構いなしです。 ただでさえ預けるのに時間がかかるのに、30分も拘束されました。

信じられない一言

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 さらに信じられないことに、娘が偏食気味とわかると、責める口調で
 「偏食は母親のせい」
 「何か原因がある」
 「ベビーフードを安易に使うから」
 「食事は、食材一つ一つから丁寧に作るべき」と言われました。全否定され、悲しいし腹が立って怒鳴りたい気持ちに。

 帰りも、「また何か言われるかもしれない」と思い足どりで保育園に向かいます。すると、迎えに行ったときには、再度信じられない一言を言われたのです。
 「子どもの偏食は母親の責任! ベビーフードで楽をするなんて、親としてどうかと思う」と、「親失格」というレッテルを保育士が貼ったのです!

 ワンオペの毎日。午前、午後、最大限児童館へ連れていき、偏食児が食べてくれるものを日々探す日々を過ごしていたのに… 目の前が真っ暗になる思いでした。

夫の対応に救われた

 保育士によるママいじめ。心底落ち込みました。
 アンチベビーフードの人は、年配者に多いと聞いていましたが、保育士までとは!

 夫に事の顛末を伝えると
 「食品成分表で確認すれば、栄養に問題ないことが分かるはず。母親を追い詰める保育園は、良い場所ではない」と理路整然と言ってくれました 。救われた瞬間でした。
 
 2人の育児を経験した今なら、「偏食でも心配はいらない」と胸をはって言えます。1歳頃から味覚が発達するので、食べムラは成長の証。
 さらにベビーフードは食材の種類が多いので、むしろ手作りよりたくさんの種類の野菜を食べてもらえると思います。娘は今でも好き嫌いは多いですが、大きく成長しています。
 重要なのは、「ママが笑顔で子どもの成長を信じること」なのだと感じています。

 結局、その保育園に預けることは二度とありませんでした。その後の一時保育では、児童館で先輩ママに教わった少し離れた保育園を数回利用しました。そこは優しい保育士さんが多く、娘も楽しんで過ごしていたようです。
 転居した今は、たくさんの認可・認可外の一時保育があり、質も評判がよく困ったことはありません。インターネット上の保育園のランキングは当てにならないなと、身をもって感じた体験でした。
 
(ファンファン福岡公式ライター / 嫁美)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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