長男が1歳の頃、支援センターで知り合ったママ友。お菓子や飲み物などを持ち寄って、それぞれの家に集まる仲になりました。しかしAさんが、いつも手ぶらで参加することにモヤモヤ。ある日、Aさんの家でママ友会があることになったのですが、信じられない出来事が起こったのです!
支援センターで知り合ったママ友たち
近くの支援センターで仲良くなったのは、息子と同じ学年のママたち。半年ほど経つと、5人のママたちと支援センターの外でも会うようになりました。
月に2回ほど、お菓子や飲み物などを持ち寄ってそれぞれの家に集まるようになりました。子どもたちは同じ年齢なので、いつも楽しそうに遊んでいました。ママたちもおしゃべりできる楽しい時間。特に順番は決めてはいませんでしたが、同じ家が連続しないように集まりました。
ある時、ママ友のAさんだけが毎回何も持ってこないことに気付きます。私の勘違いかなと思いながらも、他のママたちに聞くわけにもいかず、モヤモヤし始めたのです。
ついにAさんの家で集まることに
その後も3カ月くらいママ友会は続きましたが、一度もAさんがお菓子などを持ち寄る姿は見ません。それどころか、毎回
「うちはだめなの!」と言い、Aさんの家で集まることはありませんでした。Aさんは大人しそうな見た目ですが、近所に住む義母や旦那さんの愚痴ばかり言う人でした。
半年近く経ったころ、ようやくAさんが
「次はうちに来て」と言いました。他のママたちも思うところがあったようで、Aさんがいないところで
「ようやくAさんの家の番になったね」という話が出ました。
Aさんがいつも何も持ち寄らないことを話題に出そうかとも思ったのですが、それでは悪口になってしまうな… と思って私は言い出せませんでした。
「そうだね! 楽しみだね」と言いつつも、みんなも何か言いたいけど言えない… そんな雰囲気でした。
お菓子をめぐって衝撃の展開!
Aさんの家でママ友会当日。この日もみんなお菓子や飲み物を持ってお邪魔しました。私は旅行に行ったばかりだったので、水族館のお土産のクッキーを持参しました。
Aさんがキッチンにいる時に、お土産の話になりました。
「旅行のお土産を持ってきたよ」と言う私に
「どこ行ったの?」とみんなが聞き、旅行の話で盛り上がります。
「水族館のキャラクターのクッキーだから、子どもたちも喜ぶと思うよ」と言った私に
「早く見たい!」と話すママ友たち。みんなでワイワイしながら楽しみにしていました。
しかし
「お待たせ~」とキッチンから戻ってきたAさんが持ってきたのは麦茶だけ! 私のクッキーの他にも、ジュースやスナックなどがあったはずです。
「〇〇(私)さんのクッキーは?」とママ友がAさんに聞きました。するとAさんは
「あ! 子どもたちがおもちゃで楽しそうに遊んでる!」と子どもたちの方を指さしてごまかしたのです。 周りのママたちも何となくそれ以上は聞けない雰囲気になってしまい、私もAさんの反応に驚きながらも何も言えませんでした。
結局、2時間ほどAさんの家にいましたが、麦茶以外が出てくることはありませんでした。
その日の帰り道、さすがに他のママたちは
「前から思ってたけど、Aさんいつも何も持ってこないよね!」と怒り出しました。私もクッキーを子どもたちに喜んでもらいたかったのにとがっかり。
ママ友付き合いは難しい
Aさんは他の人の家へ行くと、ジュースを飲んだりお菓子を食べたりするので、お菓子が嫌いというわけではないはずです。
「きっと今日のお菓子は家族で食べるつもりだよね」とママ友たちと話し、それ以来Aさんとは距離を置くようになりました。
子どもたちもいる場だったので、それ以上Aさんの話はしませんでしたが、みんなもずっとモヤモヤしていたんだなと思いました。
翌月には息子が2歳になって保育園へ通うようになったので、その後はママ友会には参加していません。他のママたちからも遊んだという話を聞いていないので、その後は自然消滅してしまったようです。
ママ友の多くは、子どもが同じ保育園や小学校などに通っている間だけの付き合いです。あまり合わないなと思ったら、自分のストレスになる前に、無理して付き合っていく必要はないのかなと感じました。
(ファンファン福岡公式ライターライター / ちこた)