小学生のクリスマスプレゼントはいつまで?金額相場や「サンタクロース」のやめどきは

5歳・7歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。

気がつけばあっという間に11月も後半…。新しい1年を迎える準備の前に、子どものいるご家庭ではクリスマスプレゼントの準備も進めているのではないでしょうか。

プレゼントの予算や内容はご家庭によってさまざまですが、金額の相場を知りたいと思われる保護者も少なくありません。また、子どもが小学生になると「サンタクロースをいつまで続けるか」という問題も出てきます。

そこで今回は、小学生のクリスマスプレゼントの金額や、いつまでサンタクロースを続けるかなどの情報をまとめました。プレゼントそのものは何歳まであげればよいか、人気のプレゼントは何かなども解説していますので、準備の際の参考になれば幸いです。

目次

【小学生のクリスマスプレゼント】金額の相場をチェック!

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早速、小学生のクリスマスプレゼントの金額相場を見てみましょう。調べてみたところ、クリスマスプレゼントにかける金額は、未就学児よりも低学年、低学年よりも高学年のほうが高い傾向にあることがわかりました。

低学年の金額相場

ARINAが運営する教育メディア「おうち教材の森」の調査によると、2021年の小学校低学年のクリスマスプレゼントの金額は、5,000~7,500円が最も多く、平均予算は5,223円でした。3,000~5,000円程度のプレゼントを贈るというご家庭も、多いようです。

「おうち教材の森」より

また、未就学児へのプレゼントの金額は、0~2歳、3~6歳ともに3,000~5,000円が最も多く、前述の通り、年齢が上がるほど金額相場は高くなっています。

高学年の金額相場

高学年になると、5,000~7,500円、1万円以上という回答が多く、平均予算は6,537円に。低学年よりも1,300円ほど平均が上がっています。

「おうち教材の森」より

楽天の「Mama’s Life」でも、「楽天ママ割」メンバーを対象に、クリスマスプレゼントに関する同様の調査が実施されており、ここでは未就学児が3,000~5,000円、小学生は5,000~10,000円の予算でプレゼントを準備しているという結果が出ました。

2021年のクリスマスプレゼントの予算を調査|小学生高学年のプレゼント平均予算は6,537円 https://naki-blog.com/study/christmas-gift-2021
クリスマスプレゼントの予算はいくら?楽天ママ割メンバーに聞いた! https://event.rakuten.co.jp/family/story/article/2023/christmas-budget/

プレゼントは「子どもが欲しいもの」が多い!人気のプレゼント例

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予算が決まったら、プレゼント選びです。クリスマスプレゼントは、保護者の方がよいと思うものを選ぶこともありますが、「子どもが欲しいもの」を最優先するご家庭が多い傾向にあります。

小学生に人気のプレゼントは、性別・学年によっても異なります。人気のプレゼントは、次の通りです。

低学年女子

「おうち教材の森」の、2021年のクリスマスプレゼントに関する調査によると、低学年女子に最も人気が高いのは、Nintendo switchのゲームソフトです。後述しますが、Nintendo switchのゲームソフトは性別・学年を問わず、クリスマスプレゼントに選ばれることが多いといえます。

ゲームソフトに続き、シルバニアファミリーやリカちゃんシリーズといった、「人形遊び」系のおもちゃ、また、おもちゃのパソコンやタブレット、キッズカメラ、アクセサリーやスイーツなどを作るキットも、低学年の女の子に人気です。

低学年男子

低学年男子のクリスマスプレゼントは、Nintendo switchのゲームソフトのほか、LEGOやボードゲーム、タブレットPCが人気です。また、趣味によっては顕微鏡や望遠鏡、図鑑などを欲しがる子どももいます。

2021年の調査では、「鬼滅の刃」グッズも選ばれており、男の子向けのマンガ・アニメに関連するグッズも、クリスマスプレゼントとしての需要が高いようです。

高学年女子

高学年になっても、Nintendo switchのゲームソフトは男女問わず人気があります。ゲームソフト以外に、高学年の女の子のクリスマスプレゼントとして多く選ばれるのは、洋服やメイクグッズ、マンガ、文具などです。

また、年齢が上がると習い事の送迎などで、スマホが必要になるケースも少なくありません。なかにはクリスマスというタイミングで、スマートフォンをプレゼントするご家庭もあるようです。

高学年男子

高学年の男子にも、Nintendo switchのゲームソフトは不動の人気プレゼントです。このほか、タブレットやノートパソコン、ドローン、マンガ、地球儀、実験キットなども、クリスマスプレゼントとして選ばれています。

高学年になると、社会で歴史の授業が始まります。そこで、人気作品だけでなく、歴史関連のマンガをプレゼントすることもあるようです。

【2023年版調査】小学生のクリスマスプレゼント25選|予算や選び方は? 学年別に人気商品をご紹介! https://hugkum.sho.jp/96438

【小学生のクリスマスプレゼント】希望のプレゼントがあげられない場合

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クリスマスやお誕生日は、子どもにとっては好きなものを買ってもらえる一大イベントです。できるだけ本人の希望を叶えてあげたいと思う保護者の方も多いでしょうが、希望のプレゼントが人気で手に入らない、予算オーバーでプレゼントできないということもあります。

希望するプレゼントがもらえないことで、子どもは不満を抱くかもしれません。楽しいクリスマスの思い出を残すためにも、事前に話し合い、プレゼントの変更を納得したうえで準備を進めましょう。

サンタクロースからの手紙で伝える

サンタクロースの存在を信じている子どもの場合、サンタさんからの手紙で納得してもらえる可能性はじゅうぶんにあります。手に入らなかった理由、もっと素敵なプレゼントがあるという提案などを手紙で伝えてみましょう。

「サンタさんもこう言っているから、ほかに欲しいプレゼントがあったら書いてみようか」と促し、返事を書かせるなかで第2候補、第3候補のプレゼントを引き出せば、第1希望のプレゼントがもらえないことへの不満も軽減するのではないでしょうか。

その他の選択肢を見せる

希望のプレゼントが用意できない場合は、さまざまな選択肢を提示するのも1つの方法です。おもちゃの広告やカタログ、サイトに掲載されている一覧などで多くの商品を見れば、第1希望が変わる可能性があります。

できれば年齢や予算、入手難易度などを加味して厳選した商品を保護者の方がリストアップしてみましょう。あらかじめ、ほぼ確実に購入できるものだけに絞っておけば、子どもが「これ!」と思ったものを「それはダメ」「これもダメ」と言わずに済みます。

誕生日、お年玉と併せるなどの提案をする

予算面で希望が叶えられない場合は、お誕生日やお年玉も合わせて購入するといった提案をするのもよいでしょう。学年が上がれば上がるほど、プレゼントができない明確な理由を知りたがる子どもは増えますが、そのぶん話し合いもしやすくなります。

人気商品・限定商品の場合もプレゼントできない理由を正直に伝え、別のものに変更してもらったり、予約で手に入るものならクリスマスから時期が外れてしまってもよいなら用意するなど、子どもができるだけ納得できる方法を提案してみましょう。

【年齢別】子どものクリスマスプレゼントの相場はいくら?何をあげる? https://mama.chintaistyle.jp/article/christmas-gift-market-price/

【小学生のクリスマスプレゼント】「サンタクロース」のやめどきは

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小さな子どもは、「クリスマスプレゼントはサンタさんが持ってきてくれる」と信じていますが、年齢が上がるとサンタクロースの存在をだんだんと信じなくなってきます。サンタクロースのやめどきは低学年が多いようですが、なかには高学年になってもサンタクロースを信じている子どももいます。

やめどきは成長によって異なる

サンタクロースを何歳まで信じるかは、子どもによって違います。そもそも、サンタクロースはいないと小さな頃から教えているご家庭もあるでしょうし、高学年になってもサンタクロースがいると考える子どももいます。

よって、「○歳になったら教えよう」「サンタクロースのプレゼントは○歳まで」と保護者が決めるのではなく、子どもがサンタクロースについてどう思っているかを見極めることが大切です。

「サンタクロース」をやめるのは低学年が多い

小学校に上がると、サンタクロースの存在に何となく気がついたり、「プレゼントを置いているのは保護者だ」と友達に言われて知る子どもも増えてきます。こうして子どもから疑問をぶつけられ、小学校2、3年生くらいになると、サンタクロースを辞める家庭も多いようです。

余談ですが、筆者も小学校2年生のときに、学校の先生から「お子さんの枕元にクリスマスプレゼントを置いた」という、クリスマスのエピソードを聞き、サンタクロースはいないと思うようになりました。

完全に信じていた子どもだったのでショックでしたが、わが家は「信じていればサンタクロースは来ます」という方針だったので、小学校のあいだはわかっていながらも、「サンタクロースはいる!」と言い張って両親扮するサンタクロースから希望のプレゼントをもらっていました(笑)。

下のきょうだいの有無でも、やめどきは変わる

小さなきょうだいがいる場合は、下の子どもの年齢に配慮してやめどきを決めましょう。上の子どもが気づいたタイミングで打ち切ってしまうと、下のお子さんは幼いうちからサンタクロースの正体を知ったことで否定されたような気持ちになったり、傷ついたりしてしまうかもしれません。

また、年齢に関わらず、サンタクロースを信じていることもあります。周囲から聞いた話で「サンタクロースはいないんでしょう」と質問された場合にどのように返答するかは、保護者が事前に話し合い、決めておくと安心です。子どもの夢を壊さず、1人ひとりの成長に合った返答を、考えておきましょう。

子供へのクリスマスプレゼントはいつまで贈る?何歳まで渡す家庭が多いのか紹介します https://smartlog.jp/171526

【小学生のクリスマスプレゼント】プレゼント自体はいつまであげる?

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子どもには「クリスマスプレゼント=サンタクロース」というイメージが強いかもしれませんが、クリスマスには恋人同士、友達同士などでもプレゼントを贈り合います。サンタクロースからのプレゼントが終わったあと、保護者からのプレゼントはいつまであげればよいのでしょうか。

節目の歳までプレゼントをする家庭は少なくない

小学校低学年でサンタクロースは終了しても、その後も長く子どもにクリスマスプレゼントを渡すご家庭は多いでしょう。それも終えるのは、高校卒業や20歳、大学卒業といった節目のタイミングであることが多い傾向にあります。

これは、進学や就職で実家を出ると、クリスマスに顔を合わせる機会が減ってしまい、プレゼントを渡せなくなってしまうのが、理由の1つとして考えられます。また、「成人したら社会的には子どもではなくなる」ということで、プレゼントを終わりにする家庭もあるようです。

大人になってもプレゼントを贈ることも

20歳前後でクリスマスプレゼントを辞める家庭も多くありますが、なかには大人になってもクリスマスプレゼントを贈っているという保護者も、一定数存在します。

親から子どもへ、という場合もあれば、社会人となった子どもからもプレゼントが贈られ、お互いに贈り物をし合う機会にしているご家庭もあるようです。

大人になってからのプレゼントは、1万円を超えるような高価なもの、子どもが欲しいといっているものよりも、ハンカチや服、アクセサリー、コスメなど、親からの「気持ち」としてささやかなものを贈ることも少なくありません。

いつまであげるかは、家庭の方針で決めるのがベスト

親から子どもへのクリスマスプレゼントをいつまで続けるかは、ご家庭の方針で決めるのがよいといえます。「一般的には~だから」ではなく、子どもとの関係や、子どもがプレゼントを受け取って負担にならないか、嫌がらないかという点を重視しましょう。

もし子どもが「もうやめてほしい」と言えば、中学生や高校生のうちから渡さないのも、選択肢の1つです。反対に、社会人になったり、結婚して子どもが生まれたりしてからもクリスマスの贈り物がお互いにとって楽しみであれば、何十年も続けていって問題ないといえます。

クリスマスプレゼントはいつまであげる?断られないうちは無理にやめなくてもいい!? https://www.questioning.jp/how-long-should-we-give-christmas-gifts-to-children/

小学生のクリスマスプレゼントはいつまであげてもOK!金額を決め、長く大切にできるプレゼントを選ぼう

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小学生のクリスマスプレゼントは、低学年よりも高学年のほうが金額相場は高い傾向にあります。サンタクロースの存在については、子どもの成長に合わせて明かしていくのがよいでしょう。

ちなみに、わが家の2023年のクリスマスプレゼントですが、次男は「仮面ライダー」のおもちゃに決定しましたが、長男はまだ迷っているようです。長男もゲームが好きなので、Nintendo switchのゲームソフトでよいのでは…と思っていたら、「欲しいソフトがない」と言われてしまいました。

早めに決めて欲しいというのが本音ですが、できれば長く大切に使ってくれるものを贈りたいので、納得のいく答えが出るまで待っていようと思います。

予算やプレゼントをいつまで贈るかは、ご家庭によってさまざまです。話し合いなどもしながら子どもが喜ぶプレゼントを選び、楽しいクリスマスを迎えましょう!

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

大学・大学院にて日本語学を専攻し、修了後は日本語学校に非常勤講師として勤務。2018年よりウェブライターに転身し、さまざまなメディアで記事を手がける。2人の子を持つ「ママライター」として、日々育児に仕事に奮闘中。

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