テレビの全国向けバラエティでもよく特集されている福岡の「よか」という萌え方言。「良い」という意味で使われる事が多いのですが、今回はそんな「よか」という方言について、「良い」の他にも街では違う意味で使われていることについて紹介していきたいと思います。
特に女子のしゃべる福岡の方言は大人気。多くの芸能人が虜になっています。めちゃくちゃかわいく感じるらしいです。 ただし、かわいいのは言葉だけで中身はキツい・・・(あ!ゴメンナサイ許して!! ところで、博多女子にこう言われたら・・・と想像してみてください。 「新しいの買ったっちゃんね、これよかろ?」 「福岡はよかとこやけん、ずっとこっち住んだら?」 どうですか?男性諸君、萌えますか? 萌える人もそうじゃない人も、この「よか」の使い方に注目してください。 よか=良いという意味なのはわかるでしょう。いわゆるポジティブな意味で使われていますね。英語だとgoodやniceに近いでしょうか。 先に挙げた全国メディアでも、この使われ方ばかりが紹介されているので、どうやら「よか」が萌え単語になっているようです。 女の子に使って欲しい福岡の方言として常にランキング上位に挙げられるのだとか。 しかし、みなさん(特に県外から福岡に来た方)ご注意ください。 「よか」にはこういう使い方もあるのです。 男「今日は遅いから、うちによっていかない?」 女「…よか」 男「じゃあコンビニ寄ってこうか♪」 女「よかっていいよろうもん!!」 いいですかみなさん! この場合の「よか」は、否定の意味で使われていますよ! ここ間違えたら大怪我しますよ! このように「よか」は否定するケースでも使われます。 つまり、博多弁の「よか」は、標準語の「良い」ではなく「いい」という言葉と同じ使われ方をするんです。 先程のセリフを標準語にすると 女「…いい(拒否)」 女「いいって言ってるでしょ!!(キレ気味)」 という意味なんですね。 OKという意味だったり、NGという意味だったり、「よか」の使い方を正しく理解できるともっと方言が楽しくなることでしょう。