結婚後に発覚した、旦那との金銭感覚のズレ!子どもが生まれてきても、贅沢三昧の金欠旦那に、しっかり者の妻が下した制裁とは・・・
「お金ないわ~!」が口癖の旦那
皆さんは、結婚前に旦那とお金の話をしましたか? 生活費の配分や小遣いの金額、貯蓄計画など、お金にまつわる相談事は、山ほどありますが、お金の話は、なかなか切り出しにくいもの。それでも、お金の価値観が違いすぎると、結婚後に夫婦間で揉める原因になり、夫婦関係にヒビが入りかねません。
実際、最高裁判所が開示している『離婚に関する統計』によると、浪費や、生活費を渡さないといった金銭関連の理由が、離婚理由の上位にランクインしています。育った環境が違う二人が、ひとつの家庭を築くのだから、結婚前に金銭感覚をすりあわせることは、とても大事なことなんですね。
そんな大切なお金の話をまったくせずに、結婚した友人がいました。友人Aは、お金を使う時には気前よく、普段は節約を欠かさない、しっかり者。独身時代からきちんと財形貯蓄に励み、結婚後は夫婦の財布を握って、毎月、家計が黒字になるようにやりくりしていました。
一方、Aの旦那は、口座にあるお金は全て使い果たしてしまうほど、金銭感覚がザル。会うたびに
「お金ないわ~!」と口癖のように言うので、私達の間では「ボンビーメン」というアダナで呼んでいました。 そんな金銭感覚の違いすぎる二人の間に、亀裂が走ったきっかけは、Aの出産でした。
一人だけ贅沢する理由は?
実は、福利厚生が手厚い優良企業に勤めていた旦那。出産時には、会社から多額のお祝い金が出て、出産後は育児手当として毎月2万円も支払われていたことが、最近になって発覚したのです。もちろん、会社から貰った育児関連のお金を、Aは受け取っていません。
約2年間、内緒で臨時収入を受け取っていたのに、相変わらず
「お金ないわ~」と小遣いの前借りをしていた旦那に、ついにAの怒りが爆発!
「子育てのためのお金なのに、あなたの懐に入れちゃっていたの?なぜ家計に入れないの?」と聞きとがめても
「だって小遣いだけじゃ厳しいんだもん」と旦那は開き直る有様。さて、旦那は、何にお金を使っていたのでしょう。
それは・・・ 浮気でもなく、ギャンブルやお酒でもなく・・・ 本物志向な贅沢品に使っていたのです。Aと子どもは、普通の歯ブラシなのに、旦那は、音波振動の電動歯ブラシ。Aと子どもは、旅館のアメニティの使い捨てヘアブラシなのに、旦那は、英国伝統の最高級猪毛ヘアブラシ。極めつきは、子どもが生まれてすぐに、通勤用の50ccスクーターを、ハーレーダビッドソンに乗り換えていました。
「子どもが乗れるように、ファミリーカーを購入するならまだしも、なんで厳ついバイクに乗り換えるのよ」 Aは青筋を立てて怒っていました。
夫婦は険悪な雰囲気のまま、数日経ち、朝晩の冷え込みが日ごとに厳しくなってきたある日、旦那が家族共有のパソコンで、通勤用の防寒インナーを探しているところを目撃。見た目は、ヒートテックと変わらないのに、そのお値段、4万円なり!
Aはすきをみて、旦那のネットショッピングのアカウントを次々に停止していきました。さらに「いつか買いたいもの」と、旦那がリストアップしていた、こだわりの嗜好品リストも、すべて削除! 旦那の浪費を、後押しするものは、どんどん断捨離していきました。
そして、結婚後はじめて、家計簿を手に夫婦でお金の話をしたそうです。現在では、1万円以上の買い物をする時は、夫婦で協議する家族ルールが新しく設けられて、旦那の贅沢品も増えていません。
皆さんだったら、こんな旦那の浪費癖を治すことができますか?
(ファン福岡一般ライター)