バイト先に新しく入ってきた彼女は、業務中何度もトイレに行っては悪びれもなく20分ほど長居。しびれを切らした社員がトイレに彼女を見に行くと…? トイレでの彼女の行動にみんながドン引きした体験談です。
トイレの回数が多い新人アルバイト
10代の頃、私は雑貨屋さんでアルバイトをしていました。アルバイトを始めてちょうど1年たった頃、初めて「後輩」というものができたのです。この雑貨屋でアルバイトを始める前は、アパレル販売をしていた彼女は仕事の物覚えも抜群に良く、仕事の要領もいいため、教えたことは1回であっさりと覚えてくれました。
しかし、彼女には少々問題なことが。
「3番行ってきまーす」 3番とは、トイレに行く時に従業員の間だけで使われる隠語です。彼女はとにかく「3番」に行く回数が異常に多く、1時間に2回は必ずトイレに行き、それも1度トイレに行ったら20分は戻ってきません。見かねた社員が彼女に
「トイレが長くないかな?」と柔らかく注意をしたのですが、
「すみませーん、お腹が痛くて… 生理中なんですぅ」と全うな理由を述べるため、社員も何も言えない様子。
また、普段からあまりやる気のない、ダラリとしたところがありながらも、仕事はきっちりやるし、むしろ仕事ができる彼女には誰も文句が言えない様子でした。
ある日、いつもの通り「3番に」と言ってトイレに行った彼女。なんとなく私も彼女がトイレに行くと時計を見るクセがついていたのですが、それは他の社員やバイト仲間も同じだったようで、
「20分過ぎたね。ちょっとトイレ見てくる」と社員の1人が怒りを抑えた顔つきで店内を出ていきました。
彼女はトイレで何をしていた?
5分もしないうちに社員と彼女が戻ってきました。
社員の顔つきはもはや怒り心頭に発しており、そのすぐ後ろにいた彼女は滅多に見せない落ち込んだ表情。何事かと話を聞いてみると、社員がトイレに行った時にトイレの個室は一つだけ閉じており、どうやらそこに彼女が入っていた様子で彼氏らしき人と電話をしていたそうなのです。それも特に緊急の用事ではなく、デレデレイチャイチャした様子の会話だったとのこと。
彼女の行動に怒り狂った社員は、彼女の名前を大声で呼び、驚いた彼女はすぐに電話を切って個室から出てきました。
「今までもトイレが長過ぎると思ってた! やっぱりサボっていたのね!」と、その場で社員からお叱りをうけたようでした。
その日から彼女のトイレの回数は驚くほど減り、以前は1時間に2回は行っていたのに、1日2回程度まで減りました。しかし、本当にお腹が痛い時などは困ると言っていた彼女。少しでもトイレで長居するとまたサボっていると疑われるんじゃないかと気が気じゃないと嘆いていました。
その後、私はそのアルバイト先を辞めたのですが、その翌月には彼女も退職。やはりトイレに行きにくくなったのが退職の原因なのでしょうか…。それは今となっては誰も分かりません。
(ファンファン福岡一般ライター)