【節分の悲劇】年長の息子が保育園で大泣きした事件とは 

今年も節分が近づいてきました。節分は子どもにとって、「鬼をやっつける!」というワクワクを感じるイベントのひとつのようです。しかし怖がりな子どもにとっては、恐怖の一日になることも。うちの次男もその一人でした。普段は元気いっぱいでお調子者の次男も、節分の日が近づくにつれて、なんだかソワソワ。次男が年長の時に体験した、節分の悲劇についてお話します。

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怖がりな次男

写真AC

 普段からおふざけ大好きな次男ですが、怖いものや暗いところが大の苦手。暗い所には、絶対に誰かと一緒にいないと泣いてしまうほどの怖がりさんです。年長になっても1人でトイレに行くことやお風呂に入ることができず、いつも
 「だれか一緒に来てください!」とお願いするほどでした。

節分に向けて準備は万端!

 2月に入り、保育園で節分の準備が始まりました。怖がりの次男もみんなと一緒なら鬼も平気な様子。
 「こうやって鬼を倒す!」
 「〇〇ちゃんと鬼をやっつける方法を見つけた!」と意気込んでいました。

 同じクラスのお友達や先生と楽しくお面作りをしたり、新聞紙の豆を作ったり「これなら鬼が来ても怖くない」と準備バッチリです。なんとしても鬼を倒すためにお友達と鬼退治の計画まで立てていました。
 「こっちから赤い鬼が来たらこうして~」
 「あっちからは青い鬼が来るからこうしよう!」と作戦内容はかなり具体的。先生には内緒で計画を立てていたようです。

節分当日に起きた悲劇

写真AC

 しかし節分当日に悲劇が起こります。
 お友達と鬼がやって来るのをワクワクしながら待っていると… なんと鬼が4匹登場!

 教室の中は一瞬で大パニック状態に。
 「キャー!」
 「こわい~」と叫び声が部屋中に響き渡り、逃げまわる園児たち。勇敢なお友達は果敢に
 「鬼はそとー!」と声を張り上げ鬼に豆を投げつけているなか、次男はどうしていたかというと… 先生の後ろにずっと隠れていたそうです。

 その時の様子を、お迎えに行ったときに先生から聞かされ私は納得。すぐに様子が想像できました。
 お友達との鬼退治計画をすっかり忘れ、鬼が予想よりも多くやってきたという恐怖に次男は何もできなかったようです。

 先生の後ろに隠れながら当てずっぽうに豆を投げるも、全く当たらず…。恐怖で鬼の顔を見ることもできなかったとか。結局なにもできずに節分イベントが終わったとのことでした。

 ちなみに、その後のお楽しみ給食は完食だったそうです。

まさかの勘違い

 その日、自宅へ帰り次男に
 「どうだった? 作戦通りに鬼退治できた?」と聞くと
 「鬼退治したかったのに、鬼がいっぱい来たから何もできなかった…」とプンプンしながら少し怒った表情で話してくれました。

 「鬼がいっぱい来るって知らなかったの?」と尋ねると
 「絵本には2匹しかいなかったの!」との答えが返ってきました。

 次男が保育園で読んでいた節分の絵本には、鬼が2匹しか出てこなかっため、退治する鬼も2匹だと思い込んでいたようです。絵本の内容を素直に受け入れるところがなんともかわいい! と思いました。

 あれから1年が経過して、今は小学1年生になった次男。まだ鬼のことは怖いようです。暗いところやコワイものもいまだに苦手です。
 今年の節分では、まだ鬼を怖がるのか? はたまた「鬼なんかいるわけない!」と強がるのか。色々想像しながら、私は節分当日を楽しみにしています。

(ファンファン福岡公式ライター / ゆラッコ。)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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