旧大名小の校舎に光るまばゆいネオン。
近づいてみると、「awabar」の文字。 「小学校でバー!?」
溢れ出す好奇心を抑えきれずに校舎内へ。どこまでも続く板張りの廊下がノスタルジックな雰囲気を醸しだすなか…
ありました。「awabar」。
看板に偽りなし。メニューはスパークリングワイン主体。ビール、ハイボールに加え、テキーラやソフトドリンクなどもあります。 福岡市と姉妹都市であるボルドー産のクレマン(スパークリングワイン)も6~7種類揃っていて、1本5000円前後。さくっとグループ飲みするのも楽しそうです。
“泡の定番”と言ってもよいでしょう、イタリアのスパークリング「ランブルスコ」(800円)をオーダー。 ブドウの風味が泡と一緒に弾けて、この季節にぴったりの爽やかさ。
このお店、なんと本店は六本木にあるそうです。六本松ではありません、六本木です。 店内には2台のバーカウンターが設えられ、かつての小学校の一室が、ものの見事にスタンディングバーに変身しています。(その様子は、実際にお店でご確認ください!)
一杯で席を立っても(もともと立ったままですが…)気兼ねしなくていいのがスタンディングバーの気軽さ。 お店を後にして、夜の校内探索へ。
かつての放送室は会議室として使われているようです。
かつて、国体通路沿いのビルにあった福岡市の創業支援拠点「スタートアップカフェ」もこの場所でリニューアルオープン。
正面入口からの風景はまさに「新旧融合」の様相。 何とこの校舎の落成は昭和4年(1929年)。88年前の建物です。
アールデコ調のシンメトリカル(左右対称)な構造の手すり。そのスタイリッシュな風合いと、階段に映し出される影の揺らぎがたまりません。
この場所の歴史が織りなす魅惑の空間。“FUKUOKA growth next”的なバーで今宵、グラスを傾けてみてはいかがでしょうか?
※情報は2017.6.1時点のものです