道ばたで拾った石や木の実、古いアイスの当たりくじ、すっかり角の丸くなったキャラクターカード。子どもの机やランドセル、ポケットには、宝物がどっさり入っています。子どもにとっては大事なものでも、親にとっては不要品・・・それ以上に恐怖のものが入っているかも?!
小学2年生の机から出てきたのは…
その日のママ友ランチ会は、悲鳴から幕を開けました。きっかけは、小学生男子、いいえ、やんちゃで活発な小学生ダンスィの奇行について、話題にのぼったことでした。
「子どもの机の中を、見たことある?」という問いかけに、食い気味で
「あるあるある!!」と話し始めたのが、食いしん坊な小学2年生のダンスィに、毎日
「お腹すいた! なにかないの?」と言われ続けているAさん。
「うちの息子と旦那は、スルメや干し梅、ビーフジャーキーみたいな酒の肴が好物。でも塩分も高いし、息子には『そんなしょっぱい物、子供が毎日食べちゃ駄目!』って戸棚の奥に隠していたの。この前、旦那の晩酌用に、その酒の肴を取りだしてみたら、明らかに誰かが食べた形跡があって、もしかして・・・ と息子の机を開けてみたら、ガッピガピのスルメやジャーキー、カラカラに干上がった梅干しの種がいっぱい!
噛んで食べちゃうと、あっという間になくなるから、少しずつしゃぶって、机の中に戻して、またしゃぶって・・・ って繰り返していたみたい。本当に情けない!」
その話を聞いて、自称・潔癖症なBさんは、
「唾液のついた酒の肴に、ほこりとかついて、雑菌まみれに・・・ それをまた口の中に入れてしゃぶる・・・?! ありえない・・・」と絶句していました。
昆虫大好き! 小学3年生
そこへ
「うちの方がもっと酷い!」と参戦したのが、昆虫大好きな小学3年生のダンスィに、手を焼いているCさんでした。
「食べ物ならまだマシだよ。うちなんて、机の中に昆虫だよ! 私は、昔から虫が苦手で、虫と同じ空間にいるなんて耐えられないのに、息子の趣味が虫取りなの。虫取りかごにちょっと捕まえるくらいなら、まだ我慢できる。でも、ポケットに大量のダンゴムシを入れて帰ってきたりするんだよ!
それで、最近ずっとおねだりされていたのが、カブトムシでさ。『家でカブトムシを飼いたい!幼虫から飼って、生態を観察したい!』ってお願いされても、断固拒否していたら・・・ なんと机の中で、もらってきたカブトムシをこっそり飼っていたんだから!
『なんか子供部屋が変な臭いするな』と思って、臭いの元を辿って机の引き出しをあけたら、土がどっさりあって、その上に腐って変色したバナナやリンゴがゴロゴロ。『え?!なになに?!』と引き出しをめいいっぱい開けたら、奥から黒光りする虫がゴソゴソって出てきたんだよ。あの時は、血の気がひいたわ・・・」
机の中からカブトムシ・・・。みんな揃って
「ひぃぃ・・・! 無理〜!」と悲鳴を上げました。
小学1年生の衝撃的な行動
昆虫以上に衝撃的なものなんて、子どもの机から出てくるはずないと、たかをくくっていたら、好奇心旺盛な小学1年生のダンスィに振りまわされているCさんの告白に、驚愕しました。
「うちの子、トイレでゴソゴソしていたかと思うと、子ども部屋にすぐに行っちゃって、なんだか態度が怪しいなと思ったの。そういう時の母の勘って絶対当たるのね。『なにか隠したでしょ? お見通しだよ』と尋ねたら、しぶしぶ机の引き出しをあけて、紙コップを出してきたのよ。 最初は何が入っているのか分からなかったんだけれど、よくみたら尿が入ってるの!
速攻で紙コップの中身をトイレに捨てて、なんでこんなことするのか問い詰めたら、本人曰く『おしっこをじっくりと見たかったの・・・』だって。本当にもう、意味が分からないでしょ・・・」
机の中から尿!その衝撃にママ達はノックダウンしてしまいました。
何を考えているのかちっとも分からない小学生ダンスィの頭の中を、一度、机の引き出しのように開けて、中身を見てみたいものです…。
(ファンファン福岡一般ライター)