春の博多どんたく、夏の博多祇園山笠と並び、博多を代表する三大祭りに数えられる「筥崎宮放生会」が9月12日~18日、福岡市東区の筥崎宮で開催されます。
放生会とは、日頃の殺生を戒めるために生物を放って供養する仏教の行事のこと。1000年以上前から続く伝統行事です。放生会の見どころ、名物はいろいろありますが、特にオススメの名物をご紹介します。 放生会チャンポン
食べ物の「チャンポン」ではありません。一般的には「ビードロ」で知られるガラスのおもちゃのことです。息を吹き込むと「チャン」「ポン」と軽やかな音を出すことからその名がついたそうです。仕上げの絵付けは巫女さんが行っています。 放生会おはじきは授与終了
「厄をはじく縁起物」として毎年大人気だった「放生会おはじき」は、2017年から販売中止となりました。今後は放生会限定ではなく、一年中授与できる博多の縁起物・おはじきが検討されているそうです。お楽しみに! 新しょうが
秋の新物「しょうが」は、夏バテした身体に抜群の効能を発揮!戦前までは博多のごりょんさんが土産として近所に配っていたそうです。 露店・お化け屋敷
今では珍しくなった「お化け屋敷」も健在。例年3軒ほど上演されていますので、お化けの“ハシゴ”も楽しめます。そのほかにも期間中は、「神賑わい」と呼ばれる奉納舞台や博多長持ち唄と幕出しなど、多彩な伝統芸能が楽しめます。
ちなみに…全国では「ほうじょうえ」と呼びますが、博多では「ほうじょうや」と呼んでいます。 「梨も柿も放生会」という言葉のとおり、秋の訪れを告げる筥崎宮の放生会。 にぎわう秋のお祭りに、ぜひみなさんも足を運んでみてください。