夫に新生児育児を頼むと、まさかの展開に! 産後の恨みが今も忘れられない体験

私は緊急帝王切開で出産しました。産後の体調がとても悪く、実家も頼れず、不眠不休で新生児育児をこなしていました。ついに起き上がれないほど“めまい”がするようになり…。夫が家にいる休日に家事と育児をお願いして仮眠を取ろうとすると、夫が信じられないような行動をとったのです。

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産後の体調不良に悩まされ…

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 妊娠後期に問題が発生し、緊急帝王切開となった私。術後の痛みが強く、出血が多かったこともあり体調がとても悪かったのを覚えています。

 退院後は歩くのもやっと。痛みを我慢しすぎたのか歯が欠けて痛くなったり、痛み止めを長期間飲みすぎて胃腸が荒れてしまったり… 傷口の治りも悪く皮膚科に通院しながらの新生児育児がスタートしました。

 母乳の出も良くなかったので、授乳のあとには搾乳機で母乳を絞って保管しておいたり、家事もしたりしていたので実質仮眠をとれるのは1、2時間以内。
 そんな日々にイライラも募り、今思い返すと自分よりはるかに元気そうで楽そうに見える夫への物言いがキツいこともあったと思います。

夫に育児を頼むと、まさかの展開に

 不眠不休の新生児育児と、家事をこなしていたことで、退院1週間後あたりからめまいが止まらなくなりました。
 横になっていて、起き上がるとぐるぐると視界がまわるのです。ぐるぐるが収まるまで安静にしないといけないという状況でした。

 夫は家事をしてくれるほうではあるのですが、仕事や付き合いの飲み会も多く、私はいつもワンオペ育児状態。

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 そんなある日、夫が休みで一日中家にいる日がありました。家事とミルクをお願いして、やっと数時間まとめて仮眠をとろうとしたときのことです…。

 私が寝かかった頃を見計らったように起こして
 「ねえ! ミルクのスプーンどこにあるの?!」
 「ねえ、おしりふきの予備がないんだけど、どこ?」
 「ねえ、全然赤ちゃん寝てくれないんだけどどうしよう?」

 と何度も何度も新人研修生のように質問してくるのです! 事前に育児グッズの場所などは伝えていたはずなのに、夫は私の話を適当に聞く癖があります。

 最初は
 「棚の中だよ」などと答えていたのですが、さすがに何度も起こされて、起き上がるたびにめまいもしてきます。イライラした私は
 「全然眠れない! これじゃなんのためにお願いしたのかわかんないよ」と強く言ってしまいました。

逆ギレをしてきた夫

 すると夫は
 「俺は仕事もして、家にいるときは手伝ってやってるのに、なんでそんな冷たい言い方されなきゃいけないわけ? じゃあ自分でやれば?」と、“やってやってる”という上からの表情で逆ギレをしてきたのです。

 手術と産後の体調不良のなか、不眠不休で育児している妻のことはどうでもいいんだな…。とがっかりしてしまいました。

 もう具合が悪くて言い返す気力もなかった私は
 「そうですか。ごめんね」とだけ伝えてそのままふて寝をました。

 私が寝ている2時間はなんとか悪戦苦闘して、洗い物やオムツ替えをしてくれていたようですが、何度も起こされた私は熟睡できず…。その後は不眠不休で育児と家事の続きをする生活が続いたのでした。

産後の恨みは一生!

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 夫は「子どもを産む」という命がけの体験をしていないし、しょせんは他人です。人の気持ちはわからないもんなんだな、と私は諦めてしまいました。

 その後も、夫とは普通に生活を送っています。娘ももう小学生になりました。夫は家にいるときは前よりも育児と家事をやってくれていますが、あの時のことは忘れられません。 
 「産後の恨みは一生もの」とはよく言ったものだと、身をもって感じた体験でした。

(ファンファン福岡公式ライター / ペソ美)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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