泣きじゃくった息子のグズり対策に、自分のスマホでYouTubeを見せていた夫。 そんなスマホイクメンの夫が遂に、お古のスマホを1歳10カ月の息子に持たせたのです。
夫の育児はスマホ頼み
スマホイクメンの夫は、絵本の読み聞かせもYouTube頼み。読むのがとても簡単な絵本でさえ、それらが朗読されている動画をYouTubeで息子に見せています。
しかし、だからといって、そんな夫を厳重注意できないでいる私。なぜなら、夫が育児を手伝ってくれなくなることの方が、私にとっては恐ろしいことだからです。
オッパイという最強のグズり対策アイテムを持たない夫にとって、イヤイヤ期真っ只中の息子をあやすのは至難の業。抱っこはもちろん、高い高いもダメ、お馬さんもダメ。パパならではの遊びを駆使しても、息子が泣き止むことはありませんでした。ところが、そんな夫に、神様から救いの手が差し伸べられたのです。それが、スマホです。
YouTubeを見せるようになったきっかけ
ある晩、泣きじゃくる息子を放置してYouTubeで動画を観ていたという夫。その画面を黙って覗き込んできたのが、息子とスマホとの運命の出会いだったそうです。
静かになった寝室を覗きこんだ私の目に飛び込んできたのは、仲良くスマホで子ども向けの動画を楽しむ夫と息子。私がリビングで家事をしている間に、夫と息子はずっとYouTubeを観ていたというのです。
「泣き止んだんだからオッケーでしょ!」と、鼻高々の夫。しかし、YouTubeを観ている息子は全く寝ないどころか、逆にテンションアップで夜更かし状態。
いつの間にか寝落ちしているので夫は楽に寝かしつけができるわけですが、それがいいとは到底思えません。とは言え、スマホを取り上げれば、元通りギャン泣きを始める息子。中々、夫を叱れないまま日々は過ぎていきました。
1歳10カ月の息子に専用のスマホ?!
こうして、息子が1歳10カ月になった頃。たまたまスマホの機種変をした夫が、お古のスマホをwi-fiでYouTubeが観られる状態にして、息子に持たせたのです!
「子ども専用のスマホがあった方がいいと思って」と、よくやったと言わんばかりに笑みを浮かべる夫。確かに、子ども専用のスマホがあれば万が一壊れても安心ですし、間違い電話をかけたり、気付かない内に課金されているなんてリスクも回避できます。
しかし、いくら何でも、1歳10カ月の子どもに、本物のスマホを与えるのは早すぎるのでは? 動画をギリギリ許していたのは、夫と子どもが一緒に楽しんでいたからで、育児を楽させるためではありません。 そろそろ夫を叱るべきか? それとも、スマホの代替えが見つかるまでは様子を見るべきなのか… 夫のスマホ育児に対してどう対処すべきか、思い悩んでいる私です。
(ファンファンファン福岡一般ライター)