博多駅筑紫口から徒歩5分。筑紫通りを進んでいくとスタイリッシュなツインビルが現れます。向かって右の黒いビルが「TERASO I」、左の白いビルが「TERASO Ⅱ」。オフィス、ショールーム、飲食店などが入る複合商業ビルです。
その「TERASO I」の中華料理店「八仙閣本店」1階に今年9月にオープンしたのが「COFFEE & BOOKS(コーヒー&ブックス)」。福岡で人気のカフェ「manu coffee(マヌコーヒー)」と「ブックスキューブリック」の コラボレーションカフェです。
店内の書棚には2000冊の本がずらり。ジャンルごとに並んでいますが、背表紙を見ただけで、思わず「面白そう!」「ページをめくってみたい!」と感じてしまうようなラインナップ。
店頭には評判のパン屋さん「BKベーカリー」のパンもずらりと並んでいます。
本とパンとコーヒー。休日の昼下がりに最強のトリオが揃いました。 2000冊の中から私が選んだ3冊は、「孤独がきみを強くする」(岡本太郎著/興陽館)、「牧野富太郎 なぜ花は匂うか」(牧野富太郎著/平凡社)、「作家の猫 2」(川本三郎、久世朋子、萩原朔美ほか著/平凡社)。 自己啓発して、知見を深め、心の癒しを得るーーー。ちょっと欲張りすぎでしょうか。 パンのチョイスはクリームパンとチョコフランスです。
クリームパンはしっとりとしたパンの中にしっかりと練られたコクのあるカスタードクリーム。食べ応え十分です。
チョコフランスはもっちりした生地にチョコが練り込まれ、チョコチップの粒粒感が楽しい逸品。噛めばかむほど味わいと香りが口の中に広がります。 オリジナルブレンドのコーヒーは200円。爽やかな口あたりで、後味に紅茶のアールグレイを思わせる柑橘系の風味が残ります。
その飲み口の良さに思わず1杯おかわり。2杯目のコーヒーのお供には10人のインドの先住民族の代表的なアーティストがそれぞれの民族に伝わる物語をもとに太陽と月を描いた絵本「太陽と月」(タムラ堂)を。
この空間に身を置いているだけで、なんだかストレスが溶け出していくような心地よい気持ちに。 博多駅東に登場した都会のオアシス。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
※情報は2017.11.1時点のものです