地元のお米と郷土食に触れる「mogmogふるさとキッチン」が開催されました

 全国各地の子ども食堂や学習塾に通う子どもたちが、ふるさとで生産されるお米や野菜、魚介類、お肉などの食材を使って地域の郷土料理を作り、みんなで楽しく食べるプロジェクト「mogmogふるさとキッチン」。今回は福岡県で開催され、40人を超える小学生が参加しました。

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おいしく楽しくをみんなで体験

 プロジェクトを実施するのは、NKBとキッズキッチン協会。次世代を担う子どもたちに地元の伝統料理や農産物についての魅力を再認識してもらい、食事が楽しくおいしいと感じられる機会として設けています。
 今回のテーマは「福岡のおコメと郷土料理を食べよう!」で、1月27日にこども食堂circle(福岡市中央区)、2月17日はあいれふ(同区)で開きました。

 子どもたちは福岡市の料理研究家の幾田淳子さんに教えてもらいながら、福岡や佐賀の郷土料理「だぶ」作りに挑戦。具材となるシイタケやニンジン、レンコン、ゴボウ、鶏肉を切り、鍋に入れる作業を体験しました。そのほかにもキャベツや薄くスライスしたニンジンによる浅漬け作りも体験しました。

 宮若市でお米の生産・販売をしている安河内豊孝さんからは、福岡で作られている品種や生産過程について説明を受けました。収穫されたお米が精米される過程で出るもみ殻や玄米、白米、ぬかを手にして実感する一方、同市の小学生が作ったお米が国際大会で金賞を取ったことについて、スライドによる紹介を興味深く視聴していました。

 安河内さんが育てたお米を炊き、みんなで「おにぎらず」も作りました。だぶ、浅漬けと一緒に食べた子どもたちからは、
 「今まで食べたお米で一番おいしい」
 「もっと食材を切りたかった」
 「初めて知ることが多かった」
 「宮若市に行ってみたい」などの声が上がりました。 

 プロジェクトに協力した「こども食堂circle」の代表、田代あやさんは、
 「素晴らしい講師の方々と運営担当の皆さま、子ども食堂を通じてこのような素敵な料理教室を開催できたことをとても嬉しく思います。子どもたちの料理を作っているときの真剣なまなざしや、みんなで出来上がった料理を食べている時のとても嬉しそうな笑顔。子どもたちにとって、温かくて幸せな時間になりました」と話しました。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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