わが家は、夫、4歳の娘、先日生まれたばかりの息子の4人家族です。引越しを終えたばかりの時に末の息子が生まれ、引っ越し関連の書類と出産関連の書類とで毎日のように区役所へ通っていました。ある日、普段は温厚な夫が怒り心頭で帰宅。一体、区役所で何が起きたのでしょうか。
夫が「出生届」を提出しにいくと
いきなりですが皆様、引っ越しをすると役所にいくつ書類を提出するかご存じでしょうか? わが家の場合は、なんと! 5種9枚の書類を提出しました。
1. 転出届
2. 保育園の利用停止届
3. マイナンバーカードの住所変更申請を家族分(公金口座登録している場合は2回手続き)
4. 転入届
5. 保育園の転園届
ようやく引っ越し手続きを終えた頃に末の息子が誕生したため、夫はまたまた区役所に出生届を提出しに行きました。
ところが、夫は区役所から帰ってくるなり
「ねー! 聞いて!」とご立腹の様子。普段は温厚であまり愚痴などを言わない夫が珍しい… と思って話を聞いてみることに。
これって何の書類なの?!
出生届を提出にいくと、若い職員から
「まずこちらの書類で住所変更の手続きをお願いします」と言われた夫。住所変更はすでに完了しているはずです。
「何のための書類ですか?」と聞き返すと
「わかりません」とハッキリ回答されたと言うのです!
え、あなたが持ってきた書類なんじゃないの?! 意味のわからない回答に、話を聞いている私は笑いが止まりません。
「あなたが持ってきた書類ですよね? その書類は何をする書類なんですか?」と聞くと
「… 担当の者と変わります」と、まさかの担当変更をされたとのこと。
次にやってきた職員には、もう少し丁寧に
「僕は『出生届』を提出しに来ました。手続きをお願いしたいのですが、先ほどの方が持ってきたこの書類は何をする書類なんですか?」と聞いた夫。
職員「住所変更をする書類です」(いやいや、なんでだよ!)
夫「どうして『出生届』に住所変更が必要なんですか?!」
職員「わかりません。上の者を呼んでまいります」(はー!? 俺、何質問されてるの?)
私は、あまりの展開に大笑いしていたのですが、当事者の夫は思い出しながらどんどんヒートアップしていき、まくしたてるように話しを続けます。
上司の登場にブチギレ!
最後にやってきた上司曰く、引っ越し手続きの際に漏れていた「転園届の住所変更」をして欲しいと伝えていたそうです。
理由がわかっても、3人目の職員登場に夫もブチギレ!
まずはクレームを
「そもそも僕は『出生届』を出しに来たんですよ。どうして引っ越し手続きの案内漏れのフォローを先にさせられるんですか?」
ヒートアップしてしまった夫は、周りの目など気にせずに職員達へのダメ出しも…
「おたくの部下達ですけど、自分が持ってきた書類が何をする書類なのか聞いたら『わかりません』って回答ですよ。どう思います?」
最終的には役所の書類の多さとわかりづらさにまでダメ出ししてきたそうです。周りから見れば夫がハードクレーマーに見えたことでしょう…。
上司の方は常に
「おっしゃる通りです。申し訳ございません」の対応だったそうで、どうしてこんなことになってしまったのかは結局わからずじまい。最終的には、なだめられながら出生届を提出してきたそうです。
かわいそうな夫と後日談
そんななか、4歳の娘は夫の苦労話など興味が無いらしく
「パパうるさい! テレビの音が聞こえないよ!!」ピシャリと言われて夫の愚痴は終わりました。
後日談になりますが、出生届についても助成金申請の案内漏れがあり、また区役所へ行くことに。夫がご立腹だったのは言うまでもありません。
それ以降わが家では、役所に提出する書類については事前にインターネットで調べて対応するようにしています。無駄にストレスをためることなく、結果的には時間の短縮にもなるのでおススメですよ!
(ファンファン福岡公式ライター / 山積みちゃん)