日本茶の最高峰「玉露」の全国茶品評会で満点を獲得し、日本一となった久間正大さん。キャリア数十年のベテラン勢を抑え、わずか3年で栄誉に浴しました。快挙を成し遂げた舞台裏と、胸の内に秘められた情熱とは。
Q.玉露を作り始めて3年目で日本一になったと聞きました。 お茶の生産を始めてから17年目になりますが、当初は「煎茶」を作っていました。それがなかなか評価されず、肥料を変えるなど試行錯誤の毎日でした。八女は日本最高峰のお茶である玉露の産地です。目指すなら一番の中の一番になりたいと4年前に玉露を作り始めました。玉露は品質が天候に左右されやすく生産が難しい。それでも3年目にして玉露の部で日本一になれたのは、家族や上陽町の生産者が協力してくれたおかげです。 Q.2連覇のプレッシャーを感じることは? ありませんね。これまで一番になったことがなかったので、常に挑戦者の気持ちでいられるようになりました。玉露に関してもまだまだ教えてもらう立場なので、チャレンジ精神を忘れずに4年目のシーズンに向かっていきます。 Q.今後の目標は? 私が注目されれば、上陽町をアピールして盛り上げられる。そうして家族や生産者、お世話になった人に恩返しをしたいです。 Profile おぼろ夢茶房 代表/久間正大さん 1979年福岡県生まれ。農林水産省農業者大学校を卒業後、父親と同じ緑茶の生産者の道に進む。昨年、第71回全国茶品評会「玉露の部」で「農林水産大臣賞」に輝いた。 久間正大さんの作ったお茶はこちらで販売しています! 《おぼろ夢茶房》 八女市上陽町下横山3831 TEL/0943-54-3228 定休日/不定 ※要事前予約
《アンテナショップ 八女本舗》 福岡市中央区渡辺通5-23-8 サンライトビル1階 TEL/092-725-0161 営業時間/10:00〜18:30 定休日/日