西日本鉄道では、5月2日(木)から4日(土・祝)までの3日間、第63回福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」の開催に合わせて、「にしてつ花自動車」を運行します。今年はアンパンマン、マリンワールド、ホークス&アビスパの3台がまちを彩ります。
にしてつ花自動車の運行が決定!
今年の花自動車は10周年を迎える「福岡アンパンマンこどもミュージアム in モール」、35周年を迎える「マリンワールド海の中道」、そして地元福岡で活躍する「福岡ソフトバンクホークス&アビスパ福岡」です。どんたくパレードのほか、5年ぶりに姪浜エリアや大橋エリアを運行します。
また、今回の花自動車3台の燃料にはユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を採用し、環境に配慮した運行を行います。
運行期間中はウェブサイト「にしてつ花自動車ナビ」を開設し、スマートフォンやパソコンで花自動車の現在地や運行状況を確認することができます。
第63回福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」における「にしてつ花自動車」の運行
【運行台数】3台(3台編隊)
【車両デザイン】
【運行期間】
5月2日(木)~4日(土・祝)
【運航時刻・ルート】
「にしてつ花自動車ナビ」より確認が可能
http://inf.nishitetsu.jp/hanaji/
にしてつ花自動車の現在の運行位置を、簡易なコースマップ上にアイコンで表示します。また、花自動車のアイコンをクリックすると、運行状況が表示されます。スマートフォンやパソコンで利用できます。
「にしてつ花自動車」の概要
【車両サイズ】
全長 8.47m × 全幅 2.27m × 全高 3.45m
【使用電球数】
3台合計で約3,000個(1台あたり約1,000個)
【造花使用量】
3台合計で約24,000個(1台あたり約8,000個)
【備考】
今回の花自動車3台の燃料には、ユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を採用し、環境に配慮した運行を行います。
「サステオ」の概要
食料との競合や森林破壊といった環境問題を起こさない、持続可能性に優れたバイオマス原料からつくられた次世代バイオディーゼル燃料です。化石燃料由来の軽油と同等の性質のため、現行車両にそのまま利用可能です。
花電車・花自動車の歴史
花自動車の原形は、路面電車にさまざまな装飾をほどこした「花電車」です。その歴史は、明治時代にまでさかのぼります。
西鉄の前身会社である福博電気軌道や九州電気軌道などが、路線の開通式やその他の祝事に際して運行したという記録が残っています。
花電車を「博多どんたく港まつり」で運行するようになったのは、同イベントが復活した昭和21年の翌年、昭和22年からです。
福岡市内線廃止を目前にした昭和50年11月、「さよなら花電車」の特別運行を最後に長い歴史に一旦幕を下ろしましたが、その後も花電車を懐かしむ声は止まず、昭和53年より「花自動車」として復活しました。