「福ビル・天神コアビル・天神ビブレ」跡地は【ワンビル】へ。2025年春開業、商業エリアやオフィスフロアの最新情報を紹介!

 天神ビッグバン以降、大型の再開発が続く天神エリア。その中でも象徴的な街区の1つだった「福岡ビル、天神コアビル、天神第一名店ビル(天神ビブレ)」の跡地が今後どうなっていくかは、多くの人の関心事ではないでしょうか。そんな旧・福岡ビル街区の立替プロジェクトの正式名称が決定!2025年春の開業予定に向けて概要が徐々に明らかになってきました。

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正式名称は【ONE FUKUOKA BLDG. -ワン・フクオカ・ビルディング -】

 「天神ビッグバン」プロジェクトにより街並みが大きく変化する天神エリア。中でも若い世代が集うエネルギッシュな街の象徴的存在でもあった「天神コア・天神ビブレ」、またそこに隣接する「福岡ビル」。

旧天神コア周辺 提供:西日本鉄道

 これらからなる街区が、新たに「ONE FUKUOKA BLDG.-ワン・フクオカ・ビルディング-」(通称 ワンビル)として生まれ変わることが西日本鉄道より発表されました。

外観イメージ 提供:西日本鉄道

 2024年末の建物竣工、2025年春の開業が計画される「ワンビル」は地上19階、地下4階、商業・ビジネス・ホテル・カンファレンスなど多様な機能を持つ、九州最大規模の大型複合ビルとなる予定です。

開発コンセプトは【創造交差点 ~meets different ideas~】

 ワンビルの開発コンセプトは「創造交差点」。ビジネスエリアと商業エリアが交差する「福岡という都市の創造交差点」として、人・モノ・情報が交じり合う「アジアと福岡・九州の創造交差点」として、またビジネスと生活が隣接するコンパクトシティ福岡の「働きと暮らしの創造交差点」として。常に新しいビジネスと文化が生まれる場所を目指し計画が進められています。

ONE FUKUOKA BLDG.ロゴ 提供:西日本鉄道

 「ONE FUKUOKA BLDG.=ワンビル」という名称と、ロゴデザインには、そのように多様な価値観が集まり出会う「創造交差点」を体現するシンボルとなってほしいとの思いが込められているそうです。

【商業フロア】ローカルの名店から世界の一流ブランドまでが集う

 ワンビルの地下2階から5階までは、商業エリア(フードゾーンを含む)。ファッション、生活雑貨、コスメから食品まで、バラエティー豊かな構成となるようです。

商業フロアイメージ 提供:西日本鉄道

 具体的な入居テナントの発表はこれからですが「ローカルの名店から世界の一流ブランドまで、ここにしかない新業態や、地域一番の取り揃える」とのことで、「食の都福岡の魅力を最大限に活かしたフードゾーン」とあわせて、天神の新たなランドマークにふさわしい充実したラインアップが期待されます。

イタリア料理の名店が監修。天神ワーカーを支える【食堂】が登場!

 ワンビルは、8階から17階がオフィスフロアとなっており多くの企業の入居が予定されていますが、入居企業をはじめ、今後増加が見込まれる「天神で働く、天神ワーカー」の飲食ニーズに応え、心身の健康を支えるため、西鉄が直営する「食堂」が開設されます。

食堂イメージ(昼)提供:西日本鉄道

 食堂の座席数は天神地区最大級となる約200席。昼は天神ワーカーたちが「素早く、スムーズに」かつ「リーズナブル」に楽しめる「手作り・地産」を大切にした日常使いのランチメニューが提供されます。

 一方、夕方以降は気分のスイッチや軽飲みのニーズに応える「アペリティーボ」(夕食など本格的な食事の前におつまみやドリンクをとりながら、仲間や同僚などとの会話を楽しむスタイル)として、リフレッシュや、交流の場となることも期待されています。

食堂イメージ(夜)提供:西日本鉄道

 この食堂の運営パートナーとして、料理の監修、調理・提供を手掛けるのは、福岡市中央区平尾で15年以上にわたり愛されているイタリア料理の名店「リングラッチェ」 。福岡のグルメファンの胃袋を長年つかみ続ける人気店であり、筑紫女学園の学生食堂の運営を手掛けるなど「食を通じた人づくり」の実践にもチャレンジするリングラッチェの手掛ける食堂ということで、期待が膨らみます。


 なおメインターゲットは天神で働くワーカーとされていますが、天神に来街する人であれば誰でも利用が可能。天神で食事を楽しむ際の新たな選択肢として、多くの人に愛される場所になっていくのではないでしょうか。

6・7階は「創造交差点」を象徴する【スカイロビー】

 オフィスエリアへの乗り換えフロアとなるワンビル6・7階は、天神交差点を一望できる九州最大の「スカイロビー」となっており、オフィスエントランス、ラウンジ空間やコワーキングスペース、カンファレンス、カフェなどが配置されます。

スカイロビーイメージ 提供:西日本鉄道

 企業間のコミュニケーションを誘発する空間づくりにより、さまざまな人・モノ・情報の交流を促し、新たな文化やビジネスが創出される「創造交差点」を象徴する場となることが期待されます。

カンファレンスホール イメージ 提供:西日本鉄道

8-17階は西日本最大規模の面積を誇る【ハイスペックオフィス】

 オフィスエリアはワンフロア約1,400坪と西日本最大規模。耐震性に優れ、BCP対策やセキュリティ対策、環境に配慮した先進的な設備となっています。約5,000人のオフィスワーカーが働くことが想定される広さと、多様な働き方に対応したオフィスサポート機能が導入され、グローバル企業の受け皿ともなっていきそうです。

オフィスイメージ 提供:西日本鉄道
オフィスイメージ 提供:西日本鉄道

最上層の18・19階は、天神の空にくつろぐ【ONE FUKUOKA HOTEL】

 ワンビルの最上層に位置する18・19階は、ハイクオリティなライフスタイル型ホテル「ONE FUKUOKA HOTEL」。悠々とした和モダンの館内は、大きな窓や吹き抜けが取り入れられた開放感ある作りで、空と湾を望むことができる眺めと、多彩な過ごし方が楽しめる空間が広がります。

ホテルエントランス 提供:西日本鉄道

 食事は、博多湾を望むオールデイダイニングやルーフトップのカフェ&バー、鉄板焼きにて楽しむことができます。このホテルに泊まること自体が旅の目的ともなる、魅力的な空間となりそうです。

新たなランドマークとして、これからの天神をさらに魅力的な街へ

 ワンビルの開発を手掛ける西鉄は、歴史的にこれまで天神地区の発展に大きく関わってきた企業です。今回のプロジェクトも新たな複合ビル、「創造交差点」を拠点に、福岡・天神地区を訪れる人々が常にワクワク・ドキドキさせる場所であることを目指した「まちづくり」としての取り組みが進んでいます。

提供:西日本鉄道

  2025年春の開業に向けて、新たな価値を生み出していくワンビルの最新情報から、また天神エリアの今後のさらなる進化からも、目が離せません!

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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