こどもの日にプレゼントはあげる?おすすめプレゼントやお祝い方法を解説!

6歳・8歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。

5月5日はこどもの日。端午の節句の日でもあり、お祝いをするケースも少なくないでしょうが、誕生日やクリスマスのようにプレゼントを用意するかどうかは、家庭によって異なります。

今回は、こどもの日のプレゼントについて、アンケート調査の結果などを元に解説します。贈り物におすすめのアイテムも紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。

目次

こどもの日とは?お祝いは男の子だけ?

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5月5日のこどもの日は、昭和23年7月に制定された祝日です。誰をお祝いするか、いつまでお祝いするのかなどを見てみましょう。

こどもの日とは

こどもの日は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを目的に制定されました。5月5日は「端午の節句」の日でもあります。端午の節句は江戸時代頃に風習となった行事で、男の子の健やかな成長をお祝いするものです。

こどもの日のお祝いは男の子だけ?

こどもの日と端午の節句が同日であることから、「5月5日は男の子のお祝いの日」だと思われがちです。しかし、「こどもの日」は性別を問わず子どもの健康や成長を願う祝日で、女の子にも当てはまります。

こどもの日は国民の祝日で、端午の節句は古来から続く日本の伝統行事です。3月3日の桃の節句(ひな祭り)が祝日でないように、「端午の節句だから祝日」というわけではないので、覚えておきましょう。

こどもの日のお祝いはいつまでする?

こどもの日のお祝いを辞める年齢は、特に決まっていません。こどもの成長を喜び、健康を祈願することは、我が子がいくつになっても続けたいものではないでしょうか。

総務省によると、「こどもの人数」としてカウントされるのは、15歳未満だといいます。また奈良時代以降続いた、子どもから大人になるための行事「元服」は、男の子は15歳頃、女の子は13歳頃に行われるので、これらを目安にするならば小学6年生、中学3年生くらいを1つの節目とするのもよいかもしれません。

こどもの日は何をする?由来や食べ物、端午の節句との違いをチェック!(https://web.hh-online.jp/hankyu-food/blog/lifestyle/detail/000762.html
こどもの日の祝い方と、プレゼントやお返しに喜ばれるギフト(https://www.astas.co.jp/childrens-day-gift/

こどもの日にプレゼントはあげる?

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こどもの日は端午の節句と同日のため、端午の節句にちなんだ食べ物や風習でお祝いする家庭も多いでしょう。また、我が子の成長の「お祝い」として、プレゼントを用意する保護者もいるかもしれません。

こどもの日にプレゼントをあげる家庭は、どれくらいあるのでしょうか。

「あげない」という家庭が多い

「HugKum」が2023年4月に実施したアンケートによると、こどもの日にはプレゼントをあげないと回答した保護者が全体の85%でした。

「HugKum」より引用

プレゼントをあげる家庭は15%で、多くの家庭でプレゼントをしていないのがわかります。

そもそもこどもの日は、子どもの健康や成長を願う祝日であるため、子どもに贈り物をする風習はありません。また、「端午の節句」のイメージが強いことから、ひな祭りのように人形を飾ったりごちそうを囲んだりしてお祝いする家庭も多いといえます。

しかし、「プレゼントをあげてはいけない」という決まりはないので、プレゼントの有無は家庭の方針で決定すればよいのではないでしょうか。

プレゼントをあげる・あげない理由は?

前述のアンケートで、「プレゼントをあげる」と回答した保護者は、その理由として「母の日や父の日にプレゼントをもらっているから」「子どもが主役の日だから」「子どもの喜ぶ顔が見たいから」といった理由を挙げています。

「あげない」派は、「こどもの日にはこれまであげたことがない」「プレゼントではなく、食事をみんなで食べる」など、あげないことに明確な理由がないという意見も少なくないようです。なかには、「おじいちゃん・おばあちゃんからもらえるから」という意見もありました。

ちなみに、わが家もこどもの日に祖父母からプレゼントが贈られるので、「あげる」派だと思いましたが、「保護者があげるかどうか」という観点だと「あげない」派になるようです。

【アンケート調査】「こどもの日」にプレゼントはあげる?あげない? あげる場合のおすすめギフト16選(https://hugkum.sho.jp/126143
こどもの日の豆知識(https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/children.aspx

おすすめ!こどもの日のプレゼント

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こどもの日にプレゼントをあげる場合、何をあげたらよいのか迷うこともあるでしょう。ここからは、こどもの日におすすめのプレゼントを紹介します。

乳幼児

0~3歳くらいの子どもには、絵本や知育玩具、名入りアイテムなど、保護者が「あげたい」と思うものをあげるのがおすすめです。お気に入りのキャラクターが出てきたら、キャラクターのおもちゃや靴、洋服などをプレゼントするのもよいでしょう。

0歳児の場合、誕生月によっては離乳食のスタートを控えている時期かもしれません。食器のセットをこどもの日のプレゼントに選ぶのも、1つの方法です。年齢が上がるとできることも増えてくるので、三輪車やキッズバイクのように、外で遊べるアイテムをチョイスすれば、遊びの幅が広がります。

未就学児

保育園や幼稚園に通う3~6歳くらいになったら、子どもと一緒にプレゼントを選んでも楽しいでしょう。外遊びが好きな子どもには、キックボードやホッピングなど、バランス感覚を養えるアイテムを選ぶと、身体能力アップも期待できます。

室内遊具なら、さまざまな用途で使えるキッズテント、雨の日も室内で安全に運動できるトランポリンもおすすめです。ボタンやタッチペンで音が出る知育玩具、低年齢向けのタブレット・パソコンなども、年齢が上がれば楽しめるようになります。

ボードゲームやジェンガのように、家族で盛り上がるアイテムを贈り物にするのもよいでしょう。

小学生

小学生になると、より電子機器に興味を示す子どもが増えてきます。人気が高いのはキッズカメラやトランシーバー、電子メモ、たまごっちのような育成ゲームなどです。Switchのゲームソフトを購入するのも、選択肢の1つです。

ボードゲームやカードゲームは、未就学児よりも高度なもので遊べるようになります。将棋やオセロ、熟語を作るカードゲームなど、商品は豊富にあるので、子どもが興味を示しそうなものを選ぶと、喜ばれる可能性が高いです。

年齢が上がると、「おもちゃはいらない」と思う子どもも増えてきます。誕生日やクリスマスも同様ですが、財布や腕時計、靴、お出かけ用の服、バッグなど、日常的に使えるファッションアイテムは、高学年の子どもに人気です。

【2024年】子供が喜ぶプレゼント 人気ランキング15選!誕生日やこどもの日などに贈るギフトを厳選!(https://giftmall.co.jp/children/

プレゼントがなくても◎こどもの日のお祝い方法は

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こどもの日にプレゼントがなければ、子どもが喜ばないわけではありません。健やかな成長を願って家族で楽しく過ごし、素敵な思い出を作るのも、こどもの日をよりよい1日にするために重要です。

最後に、こどもの日におすすめのお祝い方法を紹介します。

端午の節句にちなんだ食べ物を食べる

こどもの日は端午の節句と同じ日なので、端午の節句の伝統的なお菓子や料理を食べてお祝いしましょう。代表的な食べ物というと、柏餅とちまきではないでしょうか。

柏の葉に包まれた柏餅は子孫繁栄を願うお菓子、笹の葉でくるんだちまきには災いを避ける力があるといわれています。最近は、こどもの日をイメージしたケーキ、キャラクターケーキでお祝いする家庭もあるようです。

鯉のぼりや五月人形を飾る

こどもの日が近くなると、大きな鯉のぼりが空を泳ぐ姿もよく見られます。鯉のぼりは、子どもの立身出世を願うものです。また、五月人形やかぶとは、子どもの健やかな成長を願って飾るので、これらのアイテムを飾って、子どものよりよい未来を祈願するのもよいでしょう。

親子で飾り付けをすれば、こどもの日を迎えるのがより楽しみになります。

菖蒲湯に入る

菖蒲の葉を入れたお風呂(菖蒲湯)は、室町時代頃からの風習です。菖蒲には厄除けの力があるので、菖蒲湯に入って無病息災や健康を祈願したといわれています。

菖蒲湯は、疲労回復や冷え性・肩こりの改善などの効果が期待できるので、子どもだけでなく大人にもおすすめです。ただし、人によってはかぶれたり、かゆみが出たりする可能性があるので、デリケートな赤ちゃん、肌が弱い人は注意してください。

こどもの日のプレゼントの有無は家庭で相談しよう!

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5月5日のこどもの日には、子どもにプレゼントをする家庭もあります。こどもの日にプレゼントを贈る風習はありませんが、家庭で方針を決め、子どもが喜ぶアイテムを用意するのもよいでしょう

伝統的なお祝い方法も取り入れながら、家族で楽しい1日をお過ごしください。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

大学・大学院にて日本語学を専攻し、修了後は日本語学校に非常勤講師として勤務。2018年よりウェブライターに転身し、さまざまなメディアで記事を手がける。2人の子を持つ「ママライター」として、日々育児に仕事に奮闘中。

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