【イヤイヤ期】ショッピングモールで老人に言われた痛烈な一言とは

次男のイヤイヤ期は、外出することも嫌になるほど大変でした。そんななか、どうしても次男と2人で買い物に行かなければならず、近くのショッピングモールへ。そこでもイヤイヤが爆発した次男を見た老人が信じられない一言を…。思わず号泣してしまった出来事です。

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次男の壮絶なイヤイヤ期

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 1歳半から始まった次男のイヤイヤ期。思い通りにならないと、床に寝そべって大声を出しイヤイヤします。しかし、そこまでは想定内。
 さらに次男は、私の髪がごっそり抜けるほど引っ張ったり、噛みついたり、叩いたり…。当時はコロナ禍でマスクをしていましたが、そのマスクを何度壊されたか分かりません。 

 外出先では、周りの目も気になりました。
 次男に髪を引っ張られている姿をママ友に見られた時は、かなりへこみました。ママ友が
 「大変そう…」と苦笑いで言ったので、なんだか自分がかっこ悪く思えて、すごく落ち込んだことを覚えています。

ショッピングモールでイヤイヤ発動!

 長男は幼稚園に通っていたので、日中は次男と2人きり。次男のイヤイヤ期が始まってから外出することが苦痛になり、宅配スーパーやネットショッピングを利用し、なるべく外出を控えていました。

 しかしある日、次男のオムツのストックがないことに気づき、急遽買い物に行かなければならなくなりました。

 次男がおとなしくカートに乗ってくれるように、お菓子やタブレットなどをそろえ準備万端。車で出掛けました。「きっと大丈夫!」そう自分に言い聞かせて、近くのショッピングモールに到着です。
 次男はカートでお菓子を食べ始め、出だしは好調でした。

 しかし、他の子が自分と違うキャラクターのカートに乗っているのを発見。イヤイヤのスイッチが入ってしまいました。仕方なくカート置き場に戻ると、そのキャラクターのカートがなく、さらにヒートアップ! ついに床に寝そべってイヤイヤ泣き始めました。

通りかかった老人から痛烈な一言

 オムツ売り場にもたどり着けず、「もうだめだ…」と思いながら、次男を抱き起こそうとします。すると、次男は私のマスクを引っ張り、それがピアスにひっかかり、ピアスがどこかへ飛んでいってしまいました。夫からもらった大事なピアス。どこにも見当たりません…。
 
 そして、次男は容赦なく私の腕に噛みついてきます。もう泣きそうでした。

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 そのときです。次男を必死になだめていると、80代くらいの老人が通りかかり、しかめ面で迷惑そうに私たちをじっと見ました。
 次男がすごく騒いでいた自覚はあったので
 「すみません…」と言うと、老人は
 「もっとビシッとしつけないと!」と呆れたように言い、去っていきました。

 「言われなくてもわかってるよ…」と悔しい気持ちとともに、堪えていた涙が溢れてきます。まるで私の育児を全否定されているような感覚で、とても心が苦しかったです。
 私が泣いている姿を見て、次男はキョトンとした顔で、おとなしくなりました。

 私は買い物を諦めて次男と車に戻り、声を出して泣いてしまいました。

ママは必死に頑張っている

 あまりにショックで、車の中から仕事中の夫に電話しました。
 「そんなひどいことあるんだ…」と私の気持ちに寄り添ってくれたので、少し気持ちが落ち着いてきました。
 夫は申し訳なさそうに
 「任せっきりでごめん」と言い、仕事を抜けてオムツを買ってきてくれました。
 その後、
 「一緒に頑張ろう!」と新しいピアスも買ってくれました。

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 夫のおかげで「ひとりで頑張らなくていいんだ」と気持ちが楽になり、次男の気持ちを考えてあげられるくらい余裕ができました。
 終わりの見えなかった次男のイヤイヤ期は、3歳になった途端、急に楽になりました。今振り返れば、子どもと一緒に親も成長させてもらった日々だという気がします。
  
 今でも、あの老人の顔を忘れられません。
 イヤイヤ期は成長の証。親はみんな、子どものイヤイヤ期を経験します。そして毎日必死に子どもたちと戦っています。
 周りの人は、もう少し温かな目で見守り、気持ちに共感してあげることはできないものでしょうか。それがママやパパの救いになると私は思います。

 もし、街中で頑張っているママを見かけたら、私は彼女が笑顔になれるような言葉をかけてあげたいと思います。 

(ファンファン福岡公式ライター / マッシュ2ママ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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