九州国立博物館(福岡県太宰府市)の体験型展示室「あじっぱ」は4月、体験スペースが拡大しました。「見て」「ふれて」「ならして」「つくって」の楽しみが増えています。5月21日(火)からは2023年に九博の仲間になった収蔵品を紹介する「新収品展2024」が始まります。
「あじっぱ」の体験スペースが拡大!<1F>
各国の資料を紹介している屋台でも楽器の演奏や衣装体験ができるようになりました。入場料は無料です。大人も子どもも楽しめる「あじっぱ」にぜひお越しください。
サロン・バロンを演奏しよう!
馬頭琴も演奏できる!
南蛮人に変身!?
こまを上手にまわせるかな?
中国将棋「シャンチー」で勝負!
文化交流展のおすすめ<4F>
1 新収品展 2024
会期:5月21日(火)~7月15日(月・祝)
会場:第3室
九州国立博物館の新たな収蔵品をご紹介する「新収品展」。令和5年度(2023)に購入、あるいはご寄贈いただいた収蔵品の一部を展示します。九博の新しい仲間たちは、分野も時代もさまざま。多彩な顔ぶれがお目見えいたします。
■重要文化財「男神坐像」
■友禅小袖(垣に梅菊茅模様)
2 【特集展示】 さわって体験! 本物のひみつ 2024
会期:7月17日(水)~10月14日(月・祝)
会場:第9室
見るだけではわからない文化財のひみつを、レプリカや模型の体験で発見するこの企画。今回は規模を拡大して開催します! みて、きいて、ふれて、想像して、あなたの心に響くのはどのひみつ?
埴輪馬・金銅三鈴杏葉のレプリカを触ることができます。
3 【特集展示】 人吉球磨の玉手箱
会期:10月22日(火)~12月15日(日)
会場: 第9・11室
豊かな山地に囲まれ、球磨川の恵みによって育まれた熊本県・人吉球磨地域。日本遺産「日本でもっとも豊かな隠れ里」であるとともに、それ以前の永い歴史の中で育まれたこの地域特有の文化の魅力を、旧石器からウンスンカルタまで幅広い文化財から紹介します。
■ウンスンカルタ(ロバイ)
4 【特集展示】「 蒙古襲来」の痕跡を探る(仮)
会期:10月29日(火)~2025年1月19日(日)
会場:4テーマ
瞬く間にユーラシア大陸の大部分を勢力下に収めたモンゴル帝国が、日本へ2度にわたって派兵したのは鎌倉時代のことです。最初の派兵から750年。当時の人びとが蒙古襲来と呼んだこの出来事の痕跡をたどり、現在も進められている調査研究の一端をご紹介します。
5 【新春特別公開】 晴れなる輝き-徳川美術館所蔵 菊の白露蒔絵調度
会期:2025年1月1日(水・祝)~1月26日(日)
会場:第9室
新年恒例の新春特別公開「徳川美術館所蔵 国宝 初音の調度」。本年は趣向を変えた特別回として、「初音の調度」と同じ幸阿弥家十代長重の制作した「菊の白露蒔絵調度」をご紹介いたします。金銀をぜいたくに用い、多彩な蒔絵技術が尽くされた華麗な大名婚礼調度の世界を、ぜひお楽しみください。
今後実施するきゅーはくツアーの内容紹介
季節にあったテーマの作品を展示室全体で楽しむ企画です。
きゅーはくサマーツアー 博物館で昆虫採集
2024年7月30日(火)~9月1日(日)
生きている虫はご法度の博物館ですが、今回の主役は虫たち。展示室のあちこちにいる虫を探しに来てください。
きゅーはくヘビ年新春ツアー カエルの逆襲
2025年1月1日(水・祝)~2月2日(日)
作品に表されたヘビとカエルの姿を展示室全体で紹介。令和7年の干支であるヘビとともに、ヘビににらまれたカエルも応援します。
きゅーはく春のツアー 花を愛でる(仮)
2025年2月18日(火)~4月13日(日)
美しい花々を描いた名品の数々が、文化交流展示室・第11室に一堂に会します。雲海桜も美しい、春のきゅーはくを丸ごと楽しんでいただきます。
九州国立博物館
住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2(太宰府天満宮横)
営業:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館:月曜(月曜が祝日・休日の場合は翌日)
※ただし4月29日(月・祝)・5月6日(月・振休)は開館。5月7日(火)は休館
電話:050-5542-8600(NTTハローダイヤル 9:00~20:00)
提供:九州国立博物館