夫は義母の味方?! 一方的に責められる恐怖の話し合い

私にはわが家と家族構成がほとんど同じ友人がいます。夫、4歳の娘、0歳の赤ちゃんです。いつも同じ育児の悩みを抱えているのでたくさん話をしているのですが、下の子が生まれた時の義両親の話が「産後間もない嫁に対してそんなことする?!」と思うとても恐ろしい話でした。

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第二子誕生 義両親に助っ人依頼

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 友人(A)に第二子が誕生した時の話です。出産時に自分の母親に助っ人を頼んでいたのですが、直前で父親の入院が決まり、来れなくなってしまいました。

 赤ちゃんが退院してから、さぁ大変! 上の子も下の子も夫と2人で面倒を見ないとならないので、数日で疲労困憊。話し合いの末、夫の両親に助っ人としてしばらく泊まりでお手伝いをお願いすることに。義両親は遠方に住んでいるため、あまり関わりがなく、年末年始とお盆の挨拶で伺う程度の仲でしたが、背に腹は代えられません!

 ところが、この判断が私の友人の悲劇の始まりだったのです…。

恐怖の話し合い

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 帝王切開で出産しているAは産後の肥立ちが悪く、他人が自宅に泊っているという高ストレスな状況が続いたことで、義両親のやることなすことが気に入らないモードになってしまいました。

 4歳になった上の娘にご飯を食べさせてあげ、お口を丁寧に拭いてあげるお義母さんに「赤ちゃんじゃないから自分でできるし、やらせて欲しい!」などと感じ、露骨に嫌な顔をしてしまったそうです。一つ一つは本当に些細なことなのですが、積み重なると気になってしまいますよね。友人もこの時の自分の態度については反省しているようでした(笑)

 もちろん相手の義両親も同じ気持ちだったと思います。予定を調整し遠路はるばる助けに来てあげたのに、嫁は常に不機嫌… お礼の一つも言わないなんて何様なの?! 特に上の子への接し方には思うところがあったようで、お義母さんがお世話をする度に何か言いたげにAの方を見てきたそうです。

 ある日、お義母さんがAに
 「すこし話し合いましょう」と声をかけてきました。
 「あぁ、説教されるのかな」と思ったAが、席に着くとビックリ! 義母・義父・夫が揃って座っており、話し合いとかではなく、一方的にAに対して不満をぶつけるというものでした。
 「え? 3対1で責められたの?!」と聞いている私は恐怖で震えあがりました。

 Aはその時の状況を無表情で教えてくれました。

 まずはお義母さんから
 「助けてくれた人には感謝を伝えないとダメよ?」
 「上の子にもっと優しくしてあげなさい」などアドバイスされるような口調で言われたそうです。

 次に夫が
 「不満があって態度に出すなら伝えろ、伝えないなら態度に出すな」という事を少し乱暴に伝えてきたそうです。Aは不満を言葉で伝えるタイプではないので日頃のストレスもあったのかもしれませんが、自分の母親の後押しを得て不満をぶつけてくる態度に私としては腹が立ちました。

 その後も、お義母さんと夫から次々に日々の不満を伝えられたそうなのですが、その間、お義父さんは仲裁するわけでもなく、無言でその場に座っていたのだそうです。

 数の有利を利用して言いたいことを伝えてくるその状況が怖くてAは何も言い返せませんでした。結局、和解ということは特になく、あちらが伝えたいことを伝えきって家族会議が終わったとのことです。

この家に私の味方は居ない…

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 「今、思い出しても怒りで震える」と言い、実際にワナワナ震えていました。そして最後に放った言葉は
 「この家に私の味方は居ないって分かったんだ。だからもう何も頼まないし期待しない」です。

 その後、夫とは特に和解もせず、下の子の面倒は夫、上の子の面倒はAというような役割分担になって、日常を過ごしているそうです。(そんな状況は私にはとても耐えられない!)

もちろん、友人の至らなかった点もあるのかもしれませんが、3対1の状況を作り出して攻撃してくる卑怯さにドン引きでした。

 妊娠中にこの話を聞いた私は、どんなに困った状況になったとしても義両親にはお手伝いに来てもらわない、と心に決めました。

(ファンファン福岡公式ライター/山積みちゃん)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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