みなさんの義実家は綺麗に片付いていますか? 忙しくて片付けられないのは仕方ないとはいえ、いざ帰省をしたら限度を超えた汚部屋でした…! 今回はそんな私の体験談をお話します!
汚さが悪化していた義実家
ある年の冬、夫の実家に家族4人、2泊3日の帰省をしました。当時長男は2歳、次男は7カ月でハイハイ真っ盛りでした。
1年前に訪れた義実家は、一軒家で広さはありましたがあまり片付いていない家。でも共働きだから仕方ないと思っていたので、電話で
「全然片付けられへんくて…」と申し訳なさそうに言う義母に、
「大丈夫です! うちも散らかってます!」なんて言いました。まさかあんなに汚いなんて思わずに…。
高速を走らせ、義実家に到着。
車を降りてあぜんとしたのは、自宅の駐車場が釣り道具や水槽、謎の配線などガラクタで埋まっていること。そのため、義実家の車が自宅前の車道に停められていました。
家に入って更にびっくり! 玄関も物で溢れかえり、階段は一段一段に物が置かれています。余りの汚さに目が点になりました。さすがにリビングは片付いているかなと思いきや…
部屋の隅に洋服が山積みになり雪崩がおきていて、ダイニングテーブルは汚さを隠すため掛け布団がかけられています。
ちゃぶ台の上には、乾いて茶色く変色した食器が無造作に置かれ、飲み物が二口程残っているペットボトルが並んでいます。以前訪れたときより明らかに汚さが悪化している義実家。こんなところに2泊もするの…? と絶句でした。
ハイハイしたくてしょうがない次男
「汚いけど座って!」ニコニコ嬉しそうな義母に、「汚いってレベルじゃないでしょ」と思いつつ座りました。
子どもたちは長時間の車に飽き、やっと降りられてウキウキ。正直降ろしたくはなかったのですが、さすがに掃除機くらいかけてあるよね… と思い、息子たちをリビングに解放。
すると、次男がハイハイする先に、カピカピの食器が落ちているではありませんか! 慌てて避けましたが、ハイハイの時期で何でも口に入れてしまう赤ちゃんが来ることをわかっていながら、この状態の義実家に不信感でいっぱいになりました。
「遠くて疲れたでしょ! 混んでた?」とおしゃべりな義母の雑談に答えつつも、長男は雪崩が起きている洗濯物の山に登ろうとするし、次男は何かをつまんで口に入れようとするなど、一瞬たりとも目を話すことができない状況に気が休まりません。
そこで、次男を義母に抱っこしてもらうことにしました。
「次男、大きくなったんですよ~! 抱っこしてみてください!」そう言って私が次男を抱き上げた瞬間。
なんと、膝からお腹・腕と、床に接していた場所が埃まみれ!! その様子は、まるでモップのよう!!
義実家は掃除機すらかけていなかったのです。髪の毛にまで埃まみれの次男と、そんな姿を見て何も言わない義母と夫。
挙句の果てに、
「片付かなかったから今日はリビングで寝て」ですって! とうとう怒りが爆発した私は
「ちょっと買い物に行きたい」と夫に車を出させ、一度義実家をあとにしました。
もう帰る!! と大喧嘩
「いくらなんでも汚すぎ!」
「共働きで忙しくても、汚い食器を片付けたり、掃除機をかけたりはできるでしょ! いつの食器なのよ!?」怒る私に、夫は
「ごめんごめん」とヘラヘラ。
更に腹が立った私は
「このまま帰る! あんなとこに泊まれない!」と猛抗議。すると夫も
「はぁ!? なんて言って帰るんだよ! 2日くらい我慢しろ」と怒り出し、車内で大喧嘩に…。
子どもたち、特にハイハイの次男は埃を吸い込んでるであろうことを伝え、孫たちが来るのにあの状態はあり得ない。掃除しないなら帰る! と言うと、夫は渋々納得。義母には言いにくいとのことで、戻ったら夫が掃除をすることで妥協しました。
私に怒られたくない一心で必死に掃除をする夫を見て、親孝行で片付けてくれていると思ったらしい義母は
「助かるわ~」と満面の笑み。まさか私に
「このまま帰る!」と怒られていたなんて、夢にも思っていないようでした(笑)
「汚くてごめんね」と言われていたとはいえ、度を過ぎた汚部屋、そして息子がモップになるのは許せなかったです。みなさんも「汚くてごめんね」の言葉にはお気をつけください…!
(ファンファン福岡公式ライター/さとう なつこ)