結婚式の後、ご祝儀を開けると驚愕の事実が発覚しました。夫側のゲストAさんからのご祝儀がまさかの金額…お車代をお渡ししていたこともあり、夫婦でその額に驚きました。後日、更に私たち夫婦を仰天させる事実が分かったのです。
友人のご祝儀額にびっくり仰天!
夫側のゲストであるAさんとは、私たちが通っていた語学学校で知り合いました。Aさんは明るくて気さくな女性で、私とは挨拶程度の関係でしたが、夫とは卒業後も連絡を取り合っていました。結婚式にはAさんと、都合がつかず欠席した同じ学校のBさんが二人連名でご祝儀を準備してくれました。
二人からのご祝儀を確認すると、なんと合計2万円… Aさんにはお車代として1万円をお渡ししていたため、ご祝儀の実質額はゼロ円です。欠席のBさんは分かるのですが、出席していたAさんも1万円という額だったことに、夫婦で驚きました。地域によってはご祝儀1万円というのも聞いたことがありますが、私たちの地域では一般的ではなく、さすがに困惑。まさかこんなことが自分たちの結婚式で起こるなんて、夢にも思っていませんでした。
さらなる衝撃!嘘の発覚?
その後、同じ学校の友人にこの件を話したところ、友人は気まずそうにこんな話をしてくれました。「Aちゃん、実は結構前からこちらで働いてるし、姉と一緒に住んでるから、お車代なんて必要なかったんじゃない?」と…
Aさんからは
「姉の家に泊まるため宿泊代はいらない、当日の交通費だけで大丈夫」と言われていました。Aさんから直接聞いた事より、どうしても仲の良い友人の言葉を信じてしまいました。
夫へもこの事を伝えると、信じられないと言いつつ、少し怒った様子で
「Aさんに直接聞いてみる」と言い出したのです。
事実だとしてもそうでなくとも、Aさんを問い詰める事は良くないと夫を説得。結局、何もAさんへ聞く事はしませんでしたが、「一生懸命準備した結婚式なのに…」という思いが強く、夫婦で暫くAさんの仰天行動を根に持ちました。
Aさんは海外を渡り歩くバックパッカーで、お金が無くなったら日本へ帰国。稼いだらまた海外へ行くような生活をしていました。そのためか日本のマナーには疎く、結婚式には肩と胸元が大きく開き、スカートの丈がかなり短い露出度の高いドレスと、ロングブーツを履いて結婚式に出席したことも思い出されます。
日本の文化をよく知らないからBさんと同額の1万円を包んだのか、それともご祝儀を払ってまで出席したくなかったのか。数カ月間、夫とはこの事で会話が続きました。そして結局、Aさんと夫の仲は疎遠になってしまったのでした。
そもそも「ご祝儀1万円」は非常識?
当時はAさんの行動に対して怒りの気持ちが強かったのですが、今振り返ると、自分たちが結婚式のこと(自分たちのこと)で一杯一杯になっていたことも反省点です。Aさんの事情やコロナ禍での出席の大変さをもっと理解していれば、あんなに悪く言うこともなかったと思います。冷静に考えると、自己中心的な思考が招いた後味の悪い体験だったと反省しています。
(ファンファン福岡公式ライター/くまよ)