借金していないのに住宅ローンの審査が通らない? 原因を突き止め戦った体験談

結婚し、出産を経て借りていたアパートの更新を機に、マイホームを購入することに。借金もないため大丈夫と思っていたローン審査が通らない!? 人生をかけた大きな買い物に、夫婦で原因を突き止め戦ったお話です。

目次

マイホームの購入計画

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 夫と結婚し、待望の第1子を出産。そのタイミングで、夫は仕事で異動、アパートも更新が近づいていました。
 「俺も異動になるし、アパートも更新になる。これを機に家を買おうよ!」と夫が、嬉しそうに言ってくれました。

 夫は、年齢が30代後半。年齢的にも、早くマイホームを購入したかったようで、頭金を一生懸命ためていたのです。早速マイホーム探しが始まりました。マイホームの購入は、運とタイミング。私たちの条件に合う家が幸運にもすぐ見つかり、即購入の手続きをしました。

ローン審査が通らない!?

 ハウスメーカーの担当者とお金のことや、仕事のことなど確認をします。
 「この内容でしたら、問題なくローン審査が通ると思いますので、またご連絡します」と言われたので、これでマイホームが購入できるんだ! と興奮して帰りました。

 数日後、夫が電話をしながら思わしい表情をしていました。
 「いや、それはないです。なんでですか?」と慌てる声が聞こえ、嫌な予感がしました。
 「どうしたの?」と聞くと、夫は魂が抜けたような表情で
 「ハウスメーカーさんから連絡があって、ローン審査が通らないらしい」と衝撃の一言が。

 「何で? 理由は?」と予想外の出来事で私もパニック状態。夫は冷静に
 「銀行は、ローン審査が通らない理由を教えてくれないんだって」と言いました。

 私たち夫婦は、今まで借金をしたことがありません。夫も、借金などしたことはなく、夫の性格的にも疑うことはありませんでした。

原因を探す

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 頭金も、住宅ローン返済額も、無理なものではなかったので、それが原因とは考えられません。なので、今まで契約していた支払いと、クレジットの確認をしました。

 ふと、支払いで気になっていたことを思い出しました。半年ほど前、結婚に伴った住所変更と、契約途中だったWi-Fiルーターを新しくしました。今まで使っていたルーターの解約手数料の請求書が自宅に届く予定でした。

 普段は口座引き落としで全て管理していたので、いつもとは違う支払い方法に不安があり、新しいルーターの契約の際
 「解約手数料の請求書は、新住所に送ってくれますよね?」と話した記憶がよみがえりました。私たちも結婚と手続きなど多忙で、請求書のことを忘れてしまっていたのです。

 支払いは口座引き落としで支払われていましたが、解約手数料の請求書が届いておらず、滞納という形になり信用情報機関に記録されている状態だと推測しました。新しいルーターも携帯も使えていたので、気づくのも遅れていました。

夫 VS 携帯会社

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 携帯会社に確認すると、請求書は携帯会社側のミスにより、結婚前に住んでいた夫の旧住所に送られていることが判明しました。確認をしたにも関わらず、旧住所に請求書を送り続けていた携帯会社に、夫は抗議していました。

 怒りを抑えつつ
 「この出来事のせいで家が買えないんですよ。どうしてくれます?」
 「私どもには、どうしようもできません」と若手社員が対応。夫は
 「君に話したって、何もできないことくらいわかっている。上司を呼びなさい」と淡々と話しました。

 そもそも住所変更を店頭でしている経緯を話し、携帯会社に過失があることを話すと、ことの経緯を理解し、上司から折り返し連絡が来ることに。

 数十分後、携帯会社の上席といわれる方から連絡がありました。
 「ことの経緯を聞き、ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。クレジットの情報をこちらから訂正依頼をかけます」と携帯会社が過失を認めたのです。

 そこから、数週間とかかりましたが、「異動情報」は抹消され、無事にローン審査が通り、念願のマイホームを購入することができました。

 今回の件は、携帯会社の過失もありますが、私たちも確認不足であったと反省もしました。
 結婚してからお金に関しては、支払い期限や残高など全て、夫婦で共有し確認をしてきましたが、多忙によりうっかり忘れてしまいました。みなさんも支払い期限や契約内容を定期的に見直し、確認をされることをおすすめします!

(ファンファン福岡公式ライター/okami)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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