Gakkenが7月26日に、『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』(監修:青木伸生、文:粟生こずえ)活用した読書感想文講座を開催しました。
講座にはGakkenアフタースクール八王子を利用する小学生13人が参加。同書の担当編集者が読書感想文に楽しく取り組むための4つのポイントを解説しました。
【ポイント1】好きな本を読もう
読書感想文を書くうえで、一番大切なことは、興味を持てる、面白いと感じる本を選ぶこと。読書感想文のために本を選ぼうとすると、その本に興味が持てなかったり、読書が苦手な場合はそれだけで「やらされている」という気持ちでいっぱいになってしまうと解説。
長い文章が苦手なら短編集や図鑑でもOK。過去に読んで気に入った本を選ぶのも良い方法だそうです。まずは子どもの興味を優先し、楽しく読める本を選びましょう。
【ポイント2】何について書くかを決めよう
次に、主に何についての簡素を書くか大枠を決定します。本を読んで印象に残った、興味を持った、自分に重なって考えてしまったところなどに着目し、書く内容を決めましょう。
【例えば】
・本の中に自分と似た登場人物がいる→「登場人物」について書く
・本の中に好きなせりふがある→「好きなせりふ」について書く
・本の中に好きな場面がある→「好きな場面」について書く
・その本を選んだ理由がある→「本を読んだきっかけ」について書く
・登場人物に伝えたいことがある→「登場人物に伝えたいこと」について書く
講座参加者は『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』の中の診断チャートを使って、書く内容を決定。「はい」か「いいえ」を選んで進んでいくと、自分に合ったあなうめパターンが分かります。
【ポイント3】自分の考えを言葉にしてみよう
書き始める前に、自分の考えを言葉にしてみることも大切。例えば「好きな登場人物」について書く場合、以下のような質問に答えることで自然に考えが深まるといいます。
・好きな登場人物はだれ?
・その人はどんな性格?
・どんな場面からそう思った?
・同じような場面で、あなたならどうする?
講座では、読んだ本についての質問が書かれたカードを交換しながら、参加者同士でインタビューしあって、考えを深めたそう。
子どもか何を書くかと悩んでいたら、上記のような質問をすることがおすすめ。きちんと言語化することで、考えが整理され、何を書くかが定まっていきます。
【ポイント4】すてきな言葉に言いかえてみよう
読書感想文を書いていると、ついつい感想が「おもしろかった」「楽しかった」「驚いた」と、ありきたりな言葉ばかりになってしまいがち。他の言葉に言いかえると、さらに素敵な感想文に仕上がります。
【例えば】
「おもしろかった」度合を表現する場合
・物語の世界にぐんぐん引き込まれました。
・最初から最後まで、一気に読んでしまいました
読みながら笑ったことを表現する場合
・おなかをかかえて笑ってしまいました。
・読みながらゲラゲラと笑い転げました。
『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』は、読書感想文が苦手な子どもはもちろん、書き方を教える自信がない大人にもおすすめの一冊です。あなたも一度手に取ってみてはいかが?
『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』
監修:青木伸生(元・筑波大学附属小学校教諭)
文:粟生こずえ
価格:1,210円(税込み)
発売日:2024年6月6日
判型:B5変/136ページ
電子版:あり(同時配信)
ISBN:978-4-05-205898-1
発行所:Gakken
※Amazon、楽天ブックス、Kindle、楽天Koboから購入できます