息子が小学2年生のときに挑戦した自由研究で、不思議な体験をしました。自由研究のために、地元のお地蔵さんを調べてまとめることしたのですが…。お地蔵さん参りをしているときに、子どもたちが喧嘩をしてしまったことで、不思議な出来事が起きたのです。
初めての自由研究
息子が小学2年生のとき、初めての自由研究に挑戦しました。どのようなテーマにするか悩んだ結果、息子の提案で小さい頃によく散歩をした地元のお地蔵さん巡りをし、紹介するテーマに決定。
写真撮影やお地蔵さんの由来を調べたりと時間がかかるテーマでしたが、長い夏休み、楽しみながら研究できるので良い案だなぁと思っていました。
お地蔵さん巡りをして写真撮影
お地蔵さん巡りのスポットは20箇所以上あり、全て紹介するには多すぎると思い、厳選した10箇所の写真を撮影することに。小学2年生の息子と年長の娘と一緒に、散歩をしながらお地蔵さん巡りをしました。
息子は
「ここ行ったことあるねー」
「このお店は家族で行ったね」、娘は
「ここが幼稚園のバスで通ったよ!」といい、思い出話をしながら写真を撮影。各スポットに書かれていたお地蔵さんの由来も、メモして帰りました。
現像すると1つだけ白い影が…
後日、お地蔵さん巡りのスポットをマップにするために、現像した写真を模造紙に貼って自由研究をまとめていると、
「何これ!? この写真変だよ!」と騒ぎ出す息子。1つだけ白い影が映っているお地蔵さんを発見したのです。
それまで楽しそうに自由研究に取り組んでいた息子ですが、
「この写真にも白い影が写っている!」といい、息子の顔がだんだんとこわばっていきました。私も一緒に確認してみると、他のスポットで撮影したものは問題ないのに、そのお地蔵さんだけ全部の写真に白い影が写っていたのです。
「きっと埃や光の反射だと思うよ」と説明しましたが、息子は怖がってしまい
「この写真は使わない」と、拒否反応を示していました。結局、白い影が写っている写真は使わないことにしました。紹介するスポットを10箇所から9箇所に変更をして、自由研究のお地蔵さん巡りについて作成することに。
自由研究は、先生に褒められ校内にも飾られて大成功。でも、息子は
「なんであのお地蔵さんだけ変なものが写ってたんだろう」と、影が写っていた写真が気になってしょうがない様子でした。
「もう一度あの地蔵さんのところに行ってみる?」と聞くと、
「怖いけど行ってみようかな」という息子。怖がっていましたが、そのお地蔵さんに会いに行くことにしました。
もう一度現地を訪れ、そのお地蔵さんが作られた由来を見ると、子どもの無事故を願うために作られたと書いてあったのです。よくよく考えてみると、そのお地蔵さんをお参りした時に、息子と娘が喧嘩をしていたのを思い出しました。道路に面した場所にあったこともあり、車の通りがあり危ないなぁと思った記憶があったのです。
お地蔵さんの由来と子どもたちが喧嘩をしてしまったこともあり、
「何かしらの忠告だったかなぁ」と反省しました。
遊び半分でしてはいけない
結局、白い影の正体はわかりませんでした。もしかしたら、本当に埃や光の反射だったのかもしれません。でも、子どもたちには
「お地蔵さんが道路の近くで喧嘩したら危ないよって教えてくれたのかもね」と話をしました。
「そうだね。危ないから、もう道路の近くでふざたり、喧嘩したりしない」といい、反省する息子。遊び半分でお地蔵さん巡りをしてはいけないと、感じた出来事でした。
(ファンファン福岡公式ライター/tera)