ママ友に嘘がバレました。娘が崩した私の見栄っ張りエピソードとは…

 今でこそママ友とは自然体でのお付き合いができていますが、“キラキラママ”に憧れてママ友の目を気にした生活をしていた頃も… そんな私の見栄を、娘が無邪気に崩していった赤面エピソードをご紹介します。

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キラキラママのグループに入れた喜び

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 娘が入園を迎えた頃です。「綺麗めママ」と思われたい! と気合が入っていた私は、入園式の前に美容院へ行って髪を整え、登下校には私も娘もちょっとよそ行きの服を着て通っていました。そのおかげか、グループができはじめた頃に周りにいたママは、いわゆるSNSにいるような“キラキラママ”でした。

 普段着ている服はデパートで購入、子ども服もブランド物、ホテルで優雅にランチが普通という面々で、お迎えの時も華やかで目を引くママさんばかり。そんなママ達のグループに自分が入っているということが嬉しくて、つい見栄を張り続けながらお付き合いをしていた頃の話です。

名乗り出られない落とし物

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 下着など見えないものは、激安の子供服店で購入していますが、トップスやスカートなど目立つものはフリマアプリを使って中古のブランド服を購入していました。もちろん百貨店で新品を購入しているということにして…

 ある日皆で公園へ行った時、見知らぬママが
 「○○ちゃんって子のママはいらっしゃる?」と私たちのグループに話しかけてきました。
 そのような名前の子はいないので、そう答えると
 「このパーカー、誰のかしらね」と娘の服を持っているではありませんか。

 そう、中古で買ったので前の持ち主の名前が残っていたのです。なんとかこの場をやり過ごしてあとでこっそり回収しようと思っていると、子ども達が戻ってきて娘が
 「これ私のだー」と言ってしまいました… 誰も何も突っ込んできませんでしたが、その後の会話もなんだか盛り上がりに欠けて、皆が不信感を抱いていたのは明らかでした。居心地が悪くなり、その日は逃げるように帰りました。

バレた生活水準

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 幼稚園で工作をするのに、2Lのペットボトルを1人1つ持ってくるようお知らせがありました。バス待ちの時にお互いのペットボトルを見せあっていると、キャップに可愛いキャラクターの絵が書いてあるものを持ってきている子がいてたちまち注目の的に。

 その子のペットボトルを羨ましく思った娘が、ライバル心むき出しで言った一言は
 「私の家には、もっともっと大きいペットボトルあるんだよ。おさけだから飲めないけど、こーんくらい大きいんだよ」とわが家の業務用5Lの安いお酒のペットボトルのことを大きな声で話しはじめたのです。

 ママ友との会話の中では、お洒落なおつまみを食べながらワインをたしなんでいることになっているはずなのに… 恥ずかしさで、いつもは30分以上する井戸端会議も早々にそそくさと家に帰りました。

ありのままの自分で

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 キラキラママから程遠いもののキラキラな生活にあこがれて見栄をはっていた私ですが、どんどんその皮が娘の手によって剥がされていきました。バレてしまった事が恥ずかしくて、お迎えや公園に行きたくないと一時期悩んだこともありました。

 でもこのままではいけないと思い、見栄を張らずに自然体でいくことにしました。よく行くお店も洋服を買う場所も嘘をつかずに話すようにしたことで、ありのままで接することができる新しいママ友グループを見つけることができ、いまは居心地よくお付き合いができています。

 キラキラママに憧れるのも良いけれど、嘘や見栄はよくないと娘のおかげで実感することができました。

(ファンファン福岡 公式ライター/塚原 朋子)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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