庭BBQで職場に苦情!? 神経質なクレーマーかと思いきや…

コロナ禍で日本中が自粛ムードだった数年前年の連休の話。家族との思い出を少しでも作りたいと“おうち時間”を工夫した人は多いのではないでしょうか。私が暮らす田舎町では、あちらこちらで庭でのバーベキュー(BBQ)が行われていたのですが、夫の職場に「同僚の庭BBQ」についてクレームが入り、ちょっとした物議を醸したのでした。

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反省文まで必要? 夫の職場で大騒動

写真AC

 連休が明けてすぐ、夫の職場に1本のクレーム電話が入りました。夫の同僚が自宅の庭でBBQをしていたことを名指しで非難する内容で、電話の主は大層お怒りだったそうです。直属の上司はカンカンで、同僚を厳しく叱責(しっせき)して反省文を書くように言ったそうです。

 しかし、自宅の庭でBBQをしていた人は他にもいたはずです。わが家も例に漏れず、連休に子どもたちを少しでも楽しませようと、庭BBQでささやかながら楽しい時間を過ごしました。夫の同僚も、2人の子どもがいますから、おそらく同じ気持ちだったことでしょう。そう考えると、私はクレームを入れた人にも、同僚を叱りつけていた上司にも腹が立ちました。

 夫も
 「反省文まで必要なのか」と怒りをあらわに。他の同僚も
 「ひど過ぎる」と立ち上がり、「反省文まで書かせるのは、いかがなものか」と一緒に抗議しようとしていたそうです。

あれ? 本人にも問題があるかも…

写真AC

 ところが数日後。あるママ友の話から、注意された夫の同僚は夜の9時ごろまで庭でBBQをしていたということが判明しました。そうなると、クレームを入れた人の気持ちも分からなくもありません。きっと私も「こんな時間まで!」と怒りたくなったことでしょう。

 夫の職場でも「それは同僚が悪いのでは…」という雰囲気に。一気に味方がいなくなってしまったようです。しかし、当の本人は
 「自分は一切悪くないのに」といまだに怒っているそうです。この同僚は、以前から近所の人と度々衝突していたらしく、今回の一件で、ついに近所の人たちの怒りが爆発してしまったとも考えられます。

 新型コロナウイルスの影響による神経質なクレームが話題になることがありますが、実際には夫の同僚のようにクレームを入れられる側に非があることも少なくないのかもしれません。何か注意を受けた時は、自分の行いを冷静に省みようと思ったのでした。

(ファンファン福岡公式ライター/KIKU)

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