大分県立美術館(OPAM) 2025年以降の企画展ラインナップ発表

2025年4月に10周年を迎える大分県立美術館。これから大型の企画展が開催されます。美術館でアートに触れる時間をもっと過ごしてみませんか?  2024年11月22日(火)からはサルバドール・ダリの展覧会が開催。12月7日(土)からは世界的にも注目されている竹工芸、別府市出身で「竹芸」分野初の人間国宝に認定された生野祥雲斎の作品の全貌を展示します。

この秋、心が満たされる時間を大分県立美術館でお過ごしください。2025年のラインナップも掲載しています。

目次

生誕120周年 サルバドール・ダリ -天才の秘密-

【会期】2024年11月22日(金)~2025年1月19日(日)
【会場】大分県立美術館 1階 展示室A
ダリの生誕120周年、シュルレアリスム宣言100年の記念すべき節目に開催する本展は、世界屈指のダリ・コレクションを誇る諸橋近代美術館の所蔵品を中心にダリの生涯を概観し、ダリの渡米以降の活動にも注目します。
世界中で愛されている サルバドール・ダリがいかなる芸術家であったのか、ダリの油彩、素描、版画、彫刻のほか、シュルレアリスムの作家の作品群から明らかにします。作品と資料128点を展示します。

生誕120年・没後50年 生野祥雲斎展

【会期】2024年12月7日(土)~2025年1月23日(木)
【会場】大分県立美術館 3階 展示室B
別府市出身で、「竹芸」分野初の人間国宝に認定された生野祥雲斎。
本展では、生誕120年・没後50年を記念して、その作品の全貌を展示し顕彰します。
唐物風の初期作から、古典的構成に櫛目編を新たな感覚で取り入れた技巧的な作品群、さらに櫛目編を大胆に用いた彫刻的な作品や、晩年の竹の素朴な美しさや力強さを生かした作品まで、幅広い作風の展開を紹介します。
生野祥雲斎 《炎》 1957年

ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展<童堂賛歌>

ザ・キャビンカンパニー「童堂賛歌メインビジュアル」2024年
【会期】2025年2月7日(金)~4月13日(日)
【会場】大分県立美術館 1階 展示室A
ザ・キャビンカンパニーは、大分県の廃校をアトリエにし、日々さまざまな作品を生み出している阿部健太朗と吉岡紗希による二人組の絵本作家/美術家です。
2009 年のユニット結成以来、40冊以上の絵本を出版するほか、立体作品や舞台美術、歌手あいみょんのツアーパンフレット、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」内コーナー『しりたガエルのけけちゃま』を生み出すなど、めざましい活躍をみせています。本展は「夢と驚きあふれる現代のアートびっくり箱」ともいえるような、ザ・キャビンカンパニーの創作活動とその源に宿すもの、そのすべてをご覧いただきます。

開館10周年記念展vol.1 LINKS  -大分と、世界と。

【会期】2025年4月26日(土)~6月22日(日)
【会場】大分県立美術館 1階 展示室A、3階 コレクション展示室
大分と国内外の美術との「出会い」=“LINKS”をテーマに、150点を越える作品を展示。
セザンヌ、モネ、ピカソ、黒田清輝、東郷青児らの名品に、大分の近現代美術を加え、時代や地域を越えた展示を楽しむことができます。
特に世界に3点しかないピカソの《ゲルニカ(タピスリ)》(後期展示)をご観賞いただける貴重な機会です。また、開幕日の4月26日には、開館10周年記念式典も開催します。
《雲》1950年 大分県立美術館

生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界

《星待つ里》昭和初期 夢二郷土美術館蔵
【会期】2025年7月6日(日)~8月17日(日)
【会場】大分県立美術館 3階 展示室B
大正ロマンを代表する竹久夢二の生誕140年を記念した最大規模の回顧展です。
約180点の作品を展示し、新発見の名画《アマリリス》や初公開となる素描など貴重な資料が登場します。「苺帯」など珍しい作品も展示され、夢二の「かわいい」に触れながら、20世紀前半、時代の立役者となった竹久夢二の魅力を存分に堪能してみては。

チームラボ  学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち

【会期】2025年7月19日(土)~9月14日(日)
【会場】大分県立美術館 1階 展示室A
チームラボの作品《花と共に生きる動物たち》のほか、「共創」をコンセプトにした教育的なプロジェクトであり、他者と共に世界を自由に創造することを楽しむ「学ぶ!未来の遊園地」から、《お絵かきフライト》、《光のボールでオーケストラ》などを展示します。

開館10周年記念展vol.2 美のあゆみ ―中心と周縁・豊かな文化の拡がり(仮題)

土佐光茂筆《由原八幡宮縁起絵巻》 室町時代(16世紀) 柞原八幡宮所蔵
【会期】2025年11月22日(土)~2026年1月14日(水)
【会場】大分県立美術館 3階 展示室B、コレクション展示室
八幡信仰、禅宗、南蛮、豊後南画等の大分の美術が、中央の美術と関連しながらも異なる特徴を持ち、豊かに拡がる様相をご紹介します。大友宗麟旧蔵の現存茶道具が初めて一堂に会す展示です。
国宝・重文を含む貴重な美術工芸品約120点を公開します。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡在住。 ㈱Amazing Public Relations代表取締役。複数の企業での広報や宣伝PRを経験し、現在は観光PRや企業や自治体の広報アドバイスやPR企画、広報コンサルティングを手掛けている。

目次