【インタビュー】HelloYouth副リーダー、藤咲まりなさんが27日卒業ライブ―[上]

 福岡市を拠点に活動するアイドルグループ「HelloYouth(ハローユース)」を副リーダーとして支えてきた藤咲まりなさん(佐賀県出身)が10月27日(日)、福岡トヨタホールスカラエスパシオ(福岡市中央区)で開催するグループ卒業公演「余るくらいかわいいって言って?」をもってアイドル人生にピリオドを打ちます。九州ローカルアイドルの大看板、LinQ(リンク)の「妹分」として2018年7月に結成。サウンドプロデューサに175RのISAKICKさん(北九州市出身)を迎え、「始まる青春」をキャッチコピーに熱いライブ活動を続けてきたHelloYouthの道のりは、人気メンバーの契約解除やコロナ禍、体制の大幅な変更など決して平坦ではありませんでした。その間「しっかり者の長女」としてグループを支えてきた藤咲さんの卒業にあたり、メンバーなどに話を聞きました。3回に分けてお届けします

目次

大葉みらいさん「親分が抜けても更なる洗練目指す」

撮影:重村誠志

 まりまり(藤咲さん)は、結成当時から最年長としてグループの軸になってくれました。探り探りで活動していた中で、みんなの意見をまとめたり、具体的な解決策を提案してくれたりと、グループ全体の舵を切ってくれました。困った時、「まりなさ〜ん」と頼れば応えてくれる「親分」のような存在かな。同時に、ファンの望みにちゃんと応えてステージで提供できる最強のアイドルでした。
 今まで頼っていた分、自分たちが考えなくて良かったことを考えなくちゃいけなくなります。それを通じてメンバー各々が成長し、より強いグループになったらいいな。8人には8人で出せる良さもあるはずです。(2023年2月に加入した)3期生も成長し、今のHelloYouthは過去最高の状態ですが、8人になっても、もう3段階ぐらい洗練されるんじゃないかと思っています。

大島向葵さん「性格は正反対。でも常にグループ第一の同志」

撮影:重村誠志

 グループの選抜オーディションからずっと一緒に走ってきました。性格は正反対と言っていいのですが、グループのことについては一緒に考えてやってきました。デビュー翌年の初ツアー中に人気メンバーが休業した時は、これからどうしていいか分からずメンバーが空回りしました。そんな時にも、まりまりはみんなの意見を聞き「じゃあこうしよう」とメンバーを繋いでくれました。グループの結束力がグッと高まるきっかけになりました。
 まりまりは今年4月に卒業発表をして以来、半年間の期間で、残せるものを私たちにたくさん残してくれたと思っています。それをもっと大きく育てたいですね。
 まりまりが抜けるのは大きい。それはみんな感じているだろうから、誰かが動くと信じています。それは成長なのでリーダーとして見守りたい。そして世代交代じゃないけれど、3期生はもっと出てきてほしい。1期生を追い越しグループの顔が3期生になるぐらいの勢いで。その先にある「新しいHelloYouth」をファンに見せたい。

平松聖菜さん「不安もあるけれど変わるチャンスに」

撮影:重村誠志

 まりまりは、緩んじゃいけない時に場が緩んだ時に引き締めてくれる存在です。ライブ作りについても私とは違う意見を出してくれるので新鮮で勉強になりました。司会やMC、ラジオ番組での語りも上手なまりまりの卒業で、MCのまとめ役がいなくなることは不安ですが、私も勉強していかなきゃいけないと思っています。今までなんとなく続けてきたグループ内の役割分担などを一変させるなど、より良い方向に持っていくためのきっかけにしたいです。1期生が集まるとプライベートでもHelloYouthの話しかしないのですが、最後の大阪遠征では、いつも以上に熱心に話し合いました。
 周年ライブは私たちを総括する節目なのですが来年、7周年のステージを終えた時に「まりまりがおったら上手くいったのに」と感じることがないように、ちゃんと補いたい。

白雪夢乃さん「まりなさんが古巣を誇れるように」

撮影:重村誠志

 まりなさんの第一印象は「かわいいお姉さん」でしたが、話してみるとサバサバして、はっきり物事を言うことに驚きました。3期として加入した時は曲の振付を指導していただき、先生のような存在でした。同じステージに立った時に「かわいいなぁ」といつも感じています。ステージ上での「かわいい」の見せ方や、頭の回転が速く言葉の引き出しも多いところを見習いたい。卒業した後にまりなさんが「私、HelloYouthのメンバーだったんです」と胸を張って言えるよう、これからどんどんレベルアップして、もっとビッグなグループになります。

海月らんさん「気持ちで歌う大切さを教えてくれた」

撮影:重村誠志

 (研究生からHelloYouthへの)昇格審査の期間からダンスやパフォーマンス全般、加入してからは社会人としての常識をまりなさんから学びました。(昇格審査の)課題曲の熱さをどう歌って表現すればいいのか悩んでいた時にいただいた「音階を気にせず、思いっきり気持ちをぶつけて歌えばいい」とのアドバイスは今も強く残っています。
 まりなさんはライブの構成や振りのアレンジ、曲と曲をどうつなぐか、いつも提案してくれていました。私はライブ作りに興味があるので、これからも(事務所に残る)まりなさんからアドバイスを頂きながら身につけていきたいです。

提供:helloYouth

ライター:重村誠志

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