人気リゾート「別府温泉 杉乃井ホテル」(大分県別府市)で11月30日(土)まで、伝統工芸「別府竹細工」とハロウィーンをテーマにした期間限定イルミネーション「別府竹細工×ハロウィンナイト」が開催されています。竹藝家とのコラボレーションにより、幻想的な竹細工オブジェとハロウィーンのジャック・オー・ランタンが融合した特別な空間です。別府竹細工の魅力を再発見しながら幻想的なひとときが楽しめます。
大分は真竹の産地! 伝統的工芸品「別府竹細工」が魅了
大分県は真竹の生産量日本一を誇ります。別府市では職人が1つ1つ作る「別府竹細工」が伝統的工芸品として認定。別府竹細工には基本的な8つの技法を組み合わせた200種類以上の編み方があり、さまざまな竹製品が作られています。定番の竹かごから、バッグやカトラリー、ランプシェード、アクセサリーなど種類は多岐にわたっています。
温泉地・別府に訪れた湯治客が使用する竹かご、ざるなどの生活用品、お土産品として定着してきた竹細工ですが、プラスチック製品の普及にともない使われる頻度が減ってきています。また、担い手も数を減らし、管理の行き届かない竹林も増えています。
杉乃井ホテルでは「竹細工の素晴らしさを知ってもらい、別府竹細工の普及、課題解決の一助となりたい」という思いから別府にアトリエを持つ竹藝家・こじまちから氏と共に、竹細工のオブジェとハロウィーンのジャック・オー・ランタンを組み合わせて、幻想的な雰囲気を体感できるエリアを設置しました。
11月以降はハロウィーンの装飾を取り外し、温かい光に灯される竹毬や竹灯りを楽しむことができます。秋の夜長に、竹細工の魅力と幻想的なイマーシブ空間を堪能してみては。
別府竹細工
主に大分・別府で生産されている真竹から作られた竹製品。「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づき、昭和54年に経済産業省(旧名:通産省)から伝統的工芸品として認定。日用品からアクセサリーなどさまざまな製品が作られている。美術工芸品としても利用され、海外でも人気が高い。
アーティスト「竹藝家」こじまちから氏
大分県津久見市出身。大分県立芸術文化短期大学卒業、大分県立竹工芸訓練センター修了。竹工芸技術習得以前より音楽家としての経験を活かし音楽活動も行う演奏家でもある。工芸作品には大分県の伝統的な染色と編組の技術を中心に、竹以外の素材による組み合わせや特徴を生かした造形を積極的に取り入れ、一般的な竹工芸の枠を超えた制作活動を行う。2021年11月にフランス・パリ日本文化会館での出展、オランダ人デザイナーとのコラボレーション、12月にはニューヨークブルックリンへの出展など海外でも活動。2023年7月に、杉乃井ホテル公式Instagram・LINEの2次元バーコードを刻印した竹工芸品を作成。2024年10月に大分県立美術館で開催される「OITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024『竹会』」の空間造形ディレクションを担当。
別府竹細工×ハロウィンナイト
期間 2024年10月19日~11月30日(土)
第1部【別府竹細工×ハロウィンナイト】 10月19日~10月31日(木)
第2部【別府竹細工イルミネーション】 11月1日(金)~11月30日(土)
点灯時間 日没~24:00
場所 別府温泉 杉乃井ホテル(大分県別府市観海寺1) 杉乃井パレス2階「PRONTO 杉乃井ホテル店」前広場