2024年10月24日、福岡大名ガーデンシティの大名カンファレンスで開催された「LINE WORKS DAY 24 in 福岡」。多くの企業担当者や経営者が参加し、ビジネスコミュニケーションを支える「LINE WORKS」の最新情報や活用事例が共有される盛況なイベントとなりました。
今回のイベントのテーマは「&UPLIFT! 人とデジタルの [つながり] でさらなる高みへ」。LINE WORKSの可能性を最大限に引き出し、AIやデジタル技術を活用した業務改善の具体的な事例が披露され、参加者にとって新たな気づきとインスピレーションを与える内容でした。
LINE WORKSが描くビジョンと「未来の現場」
イベントの幕開けを飾った基調講演では、LINE WORKS代表取締役社長の島岡岳史氏と事業企画本部長の大竹哲史氏が登壇しました。人とデジタルの融合がもたらす組織力向上や業績拡大について、九州を中心とした導入事例を交えながら紹介。
また2023年4月LINEのAI事業を組織統合したことにより、マルチプロダクトの会社となったLINE WORKSが目指す未来のビジネス環境について共有されました。
基調講演に続いて開催されたセッション「未来の現場をつくる これからのLINE WORKSプロダクトたち」では、LINE WORKSプロダクト本部の田記由季子氏、葉山へみ氏が登壇。
AI技術を活かした機能強化や、今後リリース予定の新たなプロダクトの紹介もおこなわれました。スマホをトランシーバーとして使用し、AIを活用し声とテキストで相互やりとりが可能な「LINE WORKSラジャー」や、LINE公式アカウントやメールにくる問い合わせを一元管理する「CSトーク(仮称)」などの新プロダクトが、参加者の注目を集めていました。
地元企業が導入事例を紹介するセッション大好評
福岡の企業による導入事例が紹介されたセッションは、各社が実際に現場でどう運用しているかを知ることで、活用に向けた解像度があがる内容で、参加者から高い評価を得ていました。
白十字会 病院でのチーム医療の質を高めるコミュニケーション連携
社会医療法人財団 白十字会 医療情報本部の村上真一氏が登壇し、医療現場でのLINE WORKS活用が、チーム医療の質向上にもたらすメリットを紹介。迅速な情報共有や連携体制の構築が、患者サービスの向上にどのように寄与しているかを具体的に解説しました。
進化を続ける「やまや」のコミュニケーション改革
明太子の製造・販売で知られるやまやコミュニケーションズ執行役員・IT統括の宮川貴志氏とBtoC業務管理室の泉宏和氏が登壇。店舗コミュニケーションの効率化やFAQチャットボットでの社内問合せ削減など、導入後の業務効率化や今後の展望について語り、参加者の共感を呼びました。
特別講演 中小企業のデジタル経営支援
ふくおかフィナンシャルグループの井川浩二氏による講演では、中小企業の実態や抱える課題を分析したうえで、「デジタル経営」の視点から、デジタルの力で中小企業を強くする手法について、事例を交えながら解説。特に経営層にとってヒントに富んだ内容でした。
「人とデジタルのつながり」によるビジネスコミュニケーションの進化
「LINE WORKS DAY 24 in 福岡」は、ビジネスにおける「人とデジタルのつながり」を深める一歩となり、多くの参加者が自社の業務改善に役立つ具体的なアイデアや知見を得る機会となったようでした。
LINE WORKSには、今後もAI技術や新しいプロダクトの開発を通じて、ビジネスコミュニケーションを進化させる取り組みを加速させていくことが期待されます。