飲み会三昧の自由な夫と、インドア倹約家の私。お小遣い以外は家計に回すことで納得した2人が、ボーナスの使い方で一悶着。夫に言い負かされた結果、私は1人でコツコツ貯金を楽しんでいると思っていたら、なんと夫が…!? わが家の家計はどうなっていくのでしょうか。
飲み会三昧の夫と、インドア倹約家な妻
地元の友人、高校の友人、大学の友人、職場の友人… とにかく交友関係が広い夫。フットワークが軽いので、飲み会に誘われればなんでもどこでも参加していました。さらに、趣味も多く、スポーツ、ゲーム、マンガ、資格の勉強など仕事以外にも充実した時間を過ごしていました。
一方、友人は少数、飲み会も苦手な私は、友人とはカフェやランチが多く、趣味もなく、お金は使うよりも貯めるほうが好きと断言するほどでした。
正反対の2人の家計管理
夫は得意のコミュニケーション能力を活かして、周りの友人に「家計管理はどうしているか」を相談していました。
「固定費は夫、生活費は妻」「給与の半分は生活費で、残りは各々自己管理」など、家庭によって様々でした。
その時の話を参考に、私たちは分からないなりに2人で話し合い、それぞれのお小遣い以外は家計に回すことで同意しました。
そして、「ボーナスはどうするか」という話になりました。
私は旅行だったり、家具家電の買い替えだったり、さらに、これから誕生するであろう子どものことも考え、家族の貯金を増やしておきたいと思い、ボーナスからも少し家計に回す考え方でした。
しかし、夫は難色を示し
「ボーナスは全額お小遣い!」を主張。お互いのお金の使い方や考え方などは全く知らない状態で結婚していたので、少しビックリしましたが、あまりの熱意に渋々納得することになりました。
「ボーナスも全額使い込んでいる」と思っていた夫がなんと…!?
その後結婚生活9年で、ありがたいことに子ども2人に恵まれました。
また、家を新築したこともあり、今後の子育てにかかる費用やローンの話も含め、改めて家計について話し合うことになりました。
「ボーナスでお小遣いの赤字を補っている」と言っていたほど、趣味や娯楽にお金を費やしていた夫でしたが、ここで耳を疑う真実を知ることになったのです!
なんと、
「俺、ボーナスは貯金っていうか、最近は投資に回してるねん」と言い出したのです。
そのことを聞き、今思えば新型コロナウイルスの流行や、友人たちが家庭を持つようになったことで、随分と飲み会も減っていたことに気づきました。
それでも、私は疑うことなく「夫はボーナスでお小遣いの赤字を補っている」という話を信じていたのでした。
その上、当時、私自身は貯金をしていっていたので、少し自慢げに、
「私は貯金増やしていってるで〜」と話していたのです。
予想外の夫の金銭事情
夫を信頼しているがゆえ、夫の言動を鵜呑みにしていました。
けれど、よく考えれば、夫がボーナスをお小遣いの赤字補てんに使っていないことには気づけたはず。
事実、夫にも、
「お小遣いとボーナスを合わせた金額と、飲み会代とかゲーム代とかで使う金額を考えてみ? 赤字になるわけなくない?」と言われてしまったのです。
たしかに、よく考えれば分かったことでした。
それなのに自慢げに、
「貯金増やしていってるで~」と言っていた過去の自分に、伝えてあげたいです。
「夫を信じすぎるのもよくないよ」と。
私よりもお金を上手に使いこなしていた、これが飲み会三昧の夫の真実でした。
(ファンファン福岡公式ライター/lib.)