大分県豊後大野市は「サウナのまち」として注目されています。豊かな自然と恵まれた大地、文化継承が評価されて九州で唯一「日本ジオパーク」「ユネスコエコパーク」の両方に認定されました。「おんせん県おおいた」の中で温泉のない地域である豊後大野市は観光資源を生かしてアウトドア・サウナを新たな魅力として「サウナのまち」宣言を令和3年7月に行っています。 今回は豊後大野市のサウナと大自然をご紹介します。
大自然で非日常を「里の旅リゾート ロッジきよかわ」
秋も終盤を迎えた11月終わり、美しい清流、日本百名山の祖母山を水源とする奥岳川のほとりにある「里の旅リゾート ロッジきよかわ」へ行きフィンランド式サウナを体験しました。テントサウナもあるのですが、今回は「なばサウナ」を11名で貸切利用です。「なば」とは大分で「しいたけ」のことを言います。その名の通り、シイタケの形をしたかわいらしいサウナです。2024年2月にオープン。「ロウリュの質」にこだわったオリジナルのサウナです。
水着、サンダルに着替えて利用します。ポンチョや帽子は貸し出しもあります。サウナの後は外気浴、水風呂で整えることができます。そばの川へはいることも。エメラルドグリーンの清流や森が癒してくれます。
宿泊して自然を満喫、里をじっくり楽しむことも
ロッジきよかわでは宿泊施設も完備しています。ツリー型ハウスやログハウス、キャビンハウスやドミトリーなど人数や用途に合わせてえらぶことができます。またサウナもテントサウナもあるのでお好みで選ぶことができます。アクティビティも用意されていてハイキングやフィッシング、焚火などがありますので、予約時にスタッフにおたずねください。
豊後大野の大自然の象徴 原尻の滝
豊後大野市の大自然を体感できる原尻の滝は見逃せないスポット。「おおいた豊後大野ジオパーク」を構成するひとつで、大分県と宮崎県にまたがる「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」の代表的な見どころでもあります。
およそ9万年前、阿蘇火山の巨大噴火で発生した火砕流。九州の大半を覆い尽くしたその火砕流が冷えて固まり豊後大野の大地を作り上げています。びっくりするのは、山間ではなく平地に突如現れ高さ約20m、幅約120mにわたって流れ落ちているところです。ぐるっと滝のすぐ上、下にも簡単に近づくことができ滝の迫力を感じることができます。滝の前には橋があり前からも滝をながめることも。実際に出かけてぜひ大自然を感じてほしい場所です。ダイナミックな景観にすぐに出会えます。
豊後大野市までのアクセスや観光情報は
【車で】福岡から大分自動車道 2時間30分 大分米良I IC下車 国道10号・中九州横断道路 約40分
【JRで】博多駅からJR特急 大分駅 約2時間 大分駅からJR豊肥本線 約50分 三重町駅