親子で習い事おすすめ9選!メリットや注意点は

6歳・8歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。

子どもの習い事の選択肢は幅広く、どのような観点で選ぶかは家庭によって異なります。なかには、親子でできるものを選択するケースもあります。

今回は、親子でできるおすすめの習い事を紹介します。メリットや注意点も知り、楽しく取り組める内容を検討しましょう。

目次

親子で一緒に習い事をするメリット

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筆者の周りにも、親子でフラダンスを一緒に習ったり、アーチェリーやゴルフを楽しんでいる友人がいます。まずは、親子で同じ習い事をすると、どのようなメリットが得られるのかを紹介します。

同じ目標に向かって頑張れる

スポーツなら試合、芸術系なら発表会や展覧会など、習い事の成果を披露する場は多くあります。こうした大きなイベントを目標に、親子で切磋琢磨しながら頑張れるのは、親子で習い事をする大きなメリットです。

コミュニケーションが増える

年齢が上がるにつれ、趣味や考え方の違いなどから親子間での会話が減っていくケースも少なくありませんが、同じ習い事をしていると共通の話題でコミュニケーションが取れます。レベルアップに向けた練習を一緒に行うなかで、お互いのよさを認め合ったり、アドバイスをしあったりと「仲間」のような感覚で交流できるのは、双方にとってよい効果をもたらすでしょう。

習い事の内容を把握できる

保護者がレッスンに関わる機会が少ない習い事は、どんなレッスンを受けているか、今日は何を習ったかなどが把握しにくいのがデメリットです。親子で習い事をすれば、子どもがどのようなレッスンやアドバイスを受けているかを間近で見られるので、常に習い事の内容を把握できます。

子どもの不安を軽減しやすい

「習い事をさせたい」と思っても、場所見知りや分離不安から、保護者と離れてレッスンを受けられない子どももいます。信頼できる保護者の存在を感じながら、安心してレッスンに参加できるのも、親子で習い事をするメリットです。

仲間が増える

親子でレッスンができる習い事には、ほかの保護者も参加します。子ども同士はもちろん、保護者も一緒に頑張る仲間に出会い、習い事だけでなく育児やプライベートな話でも盛り上がれる可能性があります。親子での習い事は、大人になってから新たな人間関係を構築することにも貢献するでしょう。

長く続けやすい

さまざまな事情で子どもが「習い事を続けたくない」と思ったとき、親子で習っていれば保護者は当事者目線で励ますことができます。保護者のモチベーションが低下した場合も、子どもが頑張っている姿を見ると「自分も続けよう」と思えるのではないでしょうか。

お互いに励まし合い、安心しながら続けられるのも、親子で習いごとをするおすすめポイントです。

親子でできる習い事おすすめ7選!いっしょに学ぶことのメリットは?(https://digitane.jp/online/topics/contents/43832/
親子でできる習い事ランキング12選|メリット・デメリットは?(https://cheer-community.com/contents/2889/

親子でできるおすすめの習い事

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「親子で習い事をしよう!」と思ったら、大人も子どもも楽しめるものを検討しましょう。おすすめの習い事には、次のようなものがあります。

英会話

人気の習い事の1つである英会話教室のなかには、親子で参加できるところもあります。子どもは将来に備えて英語力を養えますし、保護者も仕事や海外旅行、国際交流に役立つスキルが身につきます。

ピアノ

脳によい影響を与えるといわれているピアノは、子どもはもちろん、大人も習い事として選択するケースが増えています。レッスンは個々になりますが、連続した時間を確保してもらえることが多いので、子どもも安心です。上達すれば、発表会で連弾することもできます。

料理教室

大人の習い事というイメージの強い料理教室ですが、子ども向けの内容、親子で参加できる内容を用意している教室もあります。親子向けで特に人気なのは、パンやお菓子を作るクラスです。教室で習ったレシピを自宅で試したり、子どもが料理自体に興味を持ったりするので、コミュニケーションだけでなく「お手伝い」や「食育」の観点からもおすすめだといえます。

習字

習字は大人も受講できる教室が多く、親子で始めやすい習い事です。美しい字が書けるようになることはもちろん、気持ちを落ち着けて集中したり、正しい姿勢で座ったりする力もつきます。きれいな字が書けると、それだけで周囲が抱く印象も変わるでしょう。

絵画

絵画やイラストも、比較的大人の受け入れが多い習い事だといえます。創造力や表現力、集中力を高める絵画は、同じテーマをお互いがどのように表現するか、共同で作品を仕上げるなど、親子での楽しみ方もさまざまです。レッスン内容によっては、絵が上手くなるだけでなく、デザイン力アップも期待できます。

プログラミング

プログラミングは、昨今注目を集める子どもの習い事の1つです。楽しみながらプログラミング的思考を養えるのが魅力で、大人も子ども向け教材でプログラミングの考え方の基礎を学べます。プログラミングはオンライン講座も多く、忙しい保護者が親子で習い事をするのにも向いています。

スイミング

スイミングは、小学校低学年までが習っている割合が非常に高い習い事です。子どもが小さいうちは、保護者と一緒に参加するベビースイミングを楽しむ親子も多くいます。ベビースイミングは3歳までを対象としているスクールが多く、親子でコミュニケーションを取りながら、水に触れる楽しさを体感できます。

ダンス

ダンス未経験の保護者は、「大人になってから始めるのは…」と思うかもしれません。しかし、フラダンスやベリーダンスなどは、大人になってから始める人も多くいます。また、ヒップホップやバレエなども、未経験者を指導するクラスはあります。

小さいうちは、親子で参加するリトミックのようなものがおすすめです。年齢が上がると、前述のようなジャンルにも、親子で挑戦できるようになります。年齢によってクラスがわかれるスクールも多いですが、地域の団体やダンスチームなどは、年齢を問わず入れるケースが多いです。

ゴルフ

大人のスポーツという印象の強いゴルフですが、ジュニア選手の活躍により、子どもの需要も高まっています。性別や体格、運動神経などの差が出にくいゴルフは、親子での習い事にも最適です。打ちっぱなしでの練習や自宅での練習はもちろん、親子でコースを回ると、自然のなかで長時間過ごすなかで、良好な親子関係を築くためのコミュニケーションも取れるでしょう。

親子で習い事をする際の注意点

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親子で取り組める習い事にはいろいろなものがありますが、始める前には以下の注意点も確認しましょう。

費用負担が大きくなる

親子で習うと、子どもだけが習い事をするよりも費用がかかります。習字や絵画、ゴルフなどは、習い事に使う道具も人数分必要ですし、ダンスやピアノのように発表会があるような習い事は、それぞれに発表会費や衣装代が発生します。

費用面が心配な場合は、親子やきょうだいで習うと割引があるクラスを選ぶのもおすすめです。

保護者が時間を確保する必要がある

一緒に習い事をするためには、仕事や家事などの合間を縫って、保護者もレッスン時間を確保しなければなりません。毎週レッスンがある場合は、その時間に予定を入れない、残業をできるだけしないといった工夫も必要です。

週に何回も練習があったり、1回の拘束時間が長かったりする習い事は保護者の負担が大きくなります。親子で楽しく続けるためには、費用面以外の保護者の負担も考慮しましょう。

意見の衝突が起こる可能性がある

子どもの年齢が小さいうちは保護者のほうが早く習得することが多いため、子どもの動向が気になってつい口を出したくなります。また、子どもが成長すると「それは違う!」と、保護者に指摘することも…。

保護者の口出しが多いと、子どものモチベーションが低下する可能性があります。反対に、子どもから厳しい口調で指摘されると、保護者も「カチン」と来るかもしれません。

時間や経験の共有が多いほど意見の衝突は起こりやすくなるので、お互いに思いやりを持って取り組むことも忘れないようにしましょう。

子どもの気持ちを尊重することも大切!

保護者が「親子で習いたい」「この習い事をしたい」と思っても、子どもが乗り気でないと続きません。小さいうちは「保護者といられてうれしい、楽しい」という思いが強いでしょうが、年齢が上がってくると「別の習い事をしたい」「習い事は楽しいけど、一緒にやるのは…」と、自分の考えがはっきりしてきます。

保護者の意向で無理に続けると、親子関係にも影響するかもしれません。保護者の意見を伝えるのは悪いことではありませんが、子どもの気持ちを尊重することも大切です。

親子で始めるおすすめの習い事は?メリットや注意点、選ぶポイント(https://www.shane.co.jp/column/detail/id=45758

親子でできる習い事はたくさん!切磋琢磨して楽しい時間を過ごそう

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親子で習い事をして得られるメリットは、多くあります。注意点も頭に入れ、楽しく続けられる習い事を子どもと一緒に検討しましょう。

わが家は親子で習い事はしていませんが、息子たちは私が通っていたモダンバレエ教室にお世話になっています。自宅では一緒に練習をし、レッスンは毎回最初から最後まで見学してと、一緒に習っているような気持ちで見守っています(笑)。

息子たちが成長していく過程や楽しくレッスンに取り組んでいる様子、発表会の舞台で輝く姿を見ると感動しますし、私も昔を思い出して「また踊りたいなぁ」と思います。親子で受講するだけでなく、こういった形で親子で習い事に取り組む例もあることを、少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

大学・大学院にて日本語学を専攻し、修了後は日本語学校に非常勤講師として勤務。2018年よりウェブライターに転身し、さまざまなメディアで記事を手がける。2人の子を持つ「ママライター」として、日々育児に仕事に奮闘中。

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