台湾留学記 ~台湾生活が始まる編~

大家好!(皆さん、こんにちは!)第2回は台湾での大学生活について紹介したいと思います。日本から比較的近い場所に位置する台湾ですが、そこは完全に異国!文化の違いに戸惑ったり、ホームシックになったり、人の優しさに感激したり、山あり谷ありの大学生活が始まりました。

目次

在台灣的第一天(台湾1日目)

台湾へ飛び立つ飛行機

 台湾の学校の入学時期は欧米と同じ9月。大学には推薦のような形で入ったので、入学試験は中国語での作文でした。
 住み慣れた家を離れて、一人で台湾へ飛び立つのは正直心細かったです。これから4年間、暮らしたこともない異国の地で生活するのかと思うと、自分で選んだ道とはいえ、とても不安でした。

 私の住む福岡からは台北の桃園空港まで飛行機で約2時間30分。さらに桃園空港から大学まではバスと地下鉄を乗り継ぎ2時間以上はかかります。重いスーツケースを引きずってやっと大学につきました。

開學(新学期スタート)

 台湾に来たばかりの頃は、右も左も分からない状態でした。言葉はなかなか通じない、生活環境も今までと全く違う、大学の授業は難しい…。

 私はいわゆる交換留学生ではなく大学本来の学生だったので、取得単位の数も授業の内容も台湾人の学生と同じでした。授業はもちろん全て中国語で行われ、ついていくのは本当に大変でした。

 なんとか台湾で生きていけたのは周りの人が助けてくれたおかげです。クラスメイトも先生もみんな外国人である私を気にかけてくれました。
「大丈夫?何か困ったことがあったら言ってね」といつも周りの人が気遣ってくれました。台湾人には人情味があって、本当に優しい人が多いです。

早上八點開始上課(朝8時授業開始)

4年間の必須・選択科目リスト

 大学の1限目のスタートは8時。
 台湾には夜市がたくさんあることからも想像がつくと思いますが、夜型の人が多く、朝一の授業は生徒たちに不人気でした。

 遅れてくる人や朝ご飯を食べながら授業を受ける人もいます。そういうことに対しては先生方は何も言わず、おおらかなだなといつも思っていました。

印象に残っている授業

楽しかった卓球とその他体育

 選択で卓球の授業を取ったことがありましたが、なんと2時間ひたすら卓球、卓球、卓球!
 運動音痴な私ですが、卓球は練習をすれば思いのほか上達したので、楽しかったです。

 他にもバドミントンやバスケットボールなど体育の授業がいくつもあり、中にはゴルフまでありました。ゴルフの授業は受けてみたいと思ったのですが、他の授業と被ってしまうので、諦めた記憶があります。台湾は日本のゴルフ通に人気だそうで、大学の隣はゴルフ場でした。

満点取れなかった日本語

 楽して単位が取りたくて日本語の授業を取ったこともあります。

 先生は台湾人で、授業内容は日常会話で使われる日本語について。日常会話と言っても「花金」なんて単語も!日本人の私でもテストでは100点は取れず、90点台でした(言い訳ですが、他の日本人生徒も100点は取れないと言っていました)。

台湾で触れた古い日本、老人ホーム訪問

 学校から少し離れたところにある老人ホームを訪問したこともありました。台湾は昔日本が統治していた歴史があり、高齢の方は日本語を話されます。

 私も実際に、その施設にいらっしゃった80代の方々と日本語で話をしました。びっくりするほど流暢な日本語!日本が統治していた頃はいい時代だったと仰っており、小学校の音楽の授業で習うような日本の昔の童謡もご存じでした。台湾のお年寄りに向けて、日本人の音楽家による日本の童謡の演奏会があるそうで、楽しみにされていました。

次回は台湾の食文化や寮生活など日常生活についてです。

謝謝大家,下次見!(皆さん、ありがとうございます!また次回お会いしましょう!)

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