「湖畔」って華麗な響きだと思いませんか? 結婚情報サイトの記事で「素敵な湖畔レストランでプライベートなしっとりウエディング」なんてあると、うっとりしちゃいますよね。今回は私が体験した湖畔ウエディングの実態について書きたいと思います。
地元で挙式することになったけれど…
田舎出身の私と東京生まれの夫は、都内のとある会社で出会いました。婚約当時、90歳を過ぎていた私の祖母は長時間歩けなくなっていたので、結婚式は都内在住の夫親族を招待し、私の地元で式を挙げることとなりました。
しかし仕事が多忙すぎて帰省する時間も取れません。オンライン検索したり地元の友人の口コミを参考に式場選びをしていたところ、母が
「湖畔にある庭園レストランで貸し切りウエディングできるそうよ」と教えてくれました。
早速ネットで調べてみると、湖沿いに素敵なイングリッシュガーデンとレストランがあり、教会も併設。夫も私も一目でとても気に入り、そこで挙式と会食することとなりました。
打ち合わせはすべてメールや電話のみ。ドレスとケーキは東京で選んで発送し、カメラマンやヘアメイクはすべて挙式スタッフの手配にお任せすることとなりました。
挙式当日は一発勝負! スタッフの提案とは?
挙式前日に地元へ帰省した私たちは、その足ですぐにレストランを訪れました。スタッフの方々と室内装飾やお花の最終確認をしたり、あっという間に時間が過ぎます。
当日は隣接している教会でまず挙式、その後ゲスト達は庭園へ移動してもらい、私は会食用のドレスへの着替えというスケジュールです。そしてゲスト達がレストランで着席し終わったら、音楽と同時に私たちが入場する流れでした。
その中でレストランへの入場ルートは正面入り口からではなく、湖畔沿いに開放されたドアからの入場はどうかとスタッフの方が提案してくれたのです!
ゲストへのサプライズにもなりますし、湖畔をドレスで歩くのがロマンチックだとこれまでの利用者にも大好評だったとのこと。ドレスで湖をバックに登場なんて素敵すぎます! 予想もしていなかったサプライズ入場にわくわくが止まりませんでした。
思わぬハプニングとは!?
さて、いよいよ当日本番。見事な晴天で挙式は和やかに終了しました。場所を移動しヘアメイクなどを整えてもらい、ゲストが待つレストランまで夫と腕を組みながらうっとり湖畔の小道を歩いていた時のことです…。
突然湖から漂ってきたのは、思わずウっと顔をしかめてしまうようなものすごい臭気! しかもその匂いに合わせたかのように、大量の羽虫が道の前方に大発生しているのが見えるではありませんか!
必死で腕を振りながら小走りにレストランへ向けて歩いたものの、羽虫は追いかけてくるし、ひどい臭いだし、おまけにドレスで足がもつれて足をくじいてしまう羽目となったのでした…。
後で聞いたところによると、たまたま気温の高い日が続いていたので湖の大量の水草が腐ってしまい、そこから羽虫が大量発生したらしいとのこと…。幸い、レストランまでは臭いは届かなかったようですが「湖畔の素敵なウエディング」にまさかこのような事態が発生するなんて想像もつきませんでした。
ハプニングはあったものの足のケガは軽く済み、ゲストの方々も湖畔の眺めやおいしい食事に大満足してくれたようです。
高齢の祖母に花嫁姿を無事見せることもできましたが、今度大きなイベントをする際には必ず下見をしようと心に誓った私達なのでした…。
(ファンファン福岡公式ライター/Amy)
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