このコーナーでは、ワインバー・ラタフィア(福岡市中央区)のオーナーソムリエであり、日本ソムリエ協会福岡支部 支部長の吉村智美さんに聞いた、ワインに関する夜話をお届けします。今回のテーマは「日本ワイン」です。
目次
国内栽培のブドウ100%使用&国内醸造の「日本ワイン」
日本のワインは、140年前の明治時代に、山梨県の2人の青年がフランスに留学をしたところから始まります。
「日本ワイン」とは、日本国内で栽培されたブドウを100%使用して日本国内で醸造したワインです。海外からのブドウジュースを使って造られたワインや、海外ワインを日本国内で瓶詰めしたものには「輸入ワイン使用」「濃縮果実使用」と記されます。
日本を代表する白ワイン品種は「甲州」、赤ワイン品種は「マスカット・ベーリーA」、「山幸」などがあり、これらの3つの品種は、フランスのOIVという、国際ブドウ・ワイン機構に登録されています。
これからサンマがおいしくなる季節です。爽やかな味わいの「甲州」との組み合わせを、ぜひお試しください。
昨今、福岡でも新しいワイナリーが次々と誕生しています。私自身も糸島市でワインを造るプロジェクトを稼働中です。
ソムリエ プロフィール
吉村 智美
ワインバー・ラタフィア オーナーソムリエ 日本ソムリエ協会福岡支部 支部長 アンスティチュ・フランセ九州 ワイン講師
ラタフィア
住所 福岡市中央区薬院2-4-39 1階
電話 092-732-9702
営業 19:00~24:00 火曜休