岩田屋本店(福岡市中央区)本館7階大催事場では10月6日~11日(月)まで、「岩田屋定番コレクション」を開催中。去年7月に豪雨災害を受けた大分県・天ケ瀬温泉街から老舗和菓子店「田代屋」が出店し、天ヶ瀬温泉未来創造プロジェクト団体「あまみら」と共同して天ケ瀬温泉街の今を伝えます。
「田代屋」と「あまみら」が“天ケ瀬の今”を伝える
「岩田屋定番コレクション」は、10月6日~11日(月)と10月13日(水)~18日(月)の2週に分けて開催中。バイヤーやショップスタッフが、本当に欲しいと思った商品が多様にそろいます。
そんな同イベントに、和菓子店「田代屋」ならびに「あまみら」が出店。
新商品含めた和菓子5種と復興支援グッズ2アイテムを販売中!
今回の出店では、「田代屋」の和菓子はもちろん、 天ヶ瀬温泉未来創造プロジェクト団体 「あまみら」による復興応援グッズの販売や天ケ瀬温泉街の復興状況を伝えるパンフレットの配布が実施されています。
被災した天ケ瀬に興味を持った来店者へ「天ケ瀬のいま」を伝える様子
天ケ瀬温泉は、大分県日田市に位置。別府・湯布院とならぶ豊後三大温泉のひとつで、多くの観光客で賑わう温泉街です。
コロナ禍で客足が減る中、「令和2年7月豪雨」を受け、天ケ瀬温泉街にある14軒の旅館のうち7軒が被災。河川氾濫により鉄橋や朱い吊り橋が崩れる被害に遭いました。
濁流により崩れた天ケ瀬温泉街の朱い吊り橋(写真は2020年11月時点)
そんな甚大な被害をもたらした「令和2年7月豪雨」をきっかけに立ち上がった団体が「あまみら」。20~30代を中心に移動車販売や現地の再建に今も取り組んでいます。
あまみら代表理事の近藤さんは「温泉街では7軒の旅館が被災、そのうちの1軒である成天閣が9月末にオープンしました。温泉街のシンボルである朱い吊り橋も再建され、少しずつですが復興は進んでいます。」と話します。
リニューアルした「田代屋」の一押し商品はこちら!
「田代屋」は創業69年の老舗和菓子店。「令和2年豪雨」で被害を受けました。現在同店の4代目を引き継ぐ田代さんは、豪雨をきっかけに帰郷。お店の再建と合わせて、商品も変更し、今年7月にリニューアルオープンしました。
現在は、饅頭・最中・羊羹などを合わせて8種類展開。今回の出店では、そのうち5種類の和菓子が販売されています。イチオシは「天ケ瀬あんぱん」(1個 231円、税込み)。
「天ケ瀬あんぱん」はこんな感じ
生地にデンプンが使用され、もっちりとした食感に。甘すぎない餡子で、つい2個目に手が伸びる味わいです。
田代屋「天ケ瀬あんぱん」と、あまみら復興支援グッズ「湯仏巾着」
「田代屋」販売ブースの一角には、あまみら復興支援グッズも販売中。コットン素材の「湯仏巾着」(1,001円、税込み)と、普段使いできそうな「湯仏 風呂敷」(2,001円、税込み)がならびます。
今回お話を聞いた、あまみら代表理事 近藤さん(写真左)、田代屋4代目 田代さん(写真中央)
田代屋4代目 田代さんは「今後は街と一緒に復興していきたいですね。食べ歩きなどもできるので、街に来る一つの目的になれば嬉しいです。」と話します。
「岩田屋定番コレクション」への出店は、10月11日(月)午後5時まで。ぜひ期間中に、足を運んでは。
岩田屋定番コレクション
出店期間:10月6日〜11日(月)
場所:岩田屋本店 本館7階 大催事場(福岡市中央区天神2-5-35)
時間:午前10時〜午後8時 ※最終日は午後5時閉場
問い合わせ:岩田屋本店大代表
電話番号:092-721-1111