定年退職して、新しく仕事をする年明けまで待機中の久留仁譲二です。
コロナ感染者が急激に減ってきている最近ですが、月末に衆院選挙とあわただしい世の中で、私はあわただしくない日を過ごしています。新聞をすみずみまで読み、テレビのニュース、ワイドショーもあちこち見ているおかげで、表面的な情報には詳しくなる一方です。
にしても、めっきり聞かなくなった「デルタ株」が猛威を振るっていた二か月前、当時の菅首相が言った「明かりははっきりと見えはじめている」という言葉。聞いたときあ然としましたが、今にして思えば、早すぎた予言だったのでしょうか。
そして、ガソリンや軽油、灯油の値段が数か月前の5割増しくらいすさまじく上がっている昨今、無職の私は節約のため、日常は自転車を駆って、あちこち動き回っております。健康にとっては、歩けばなお良いのでしょうが、時間も節約したいんで、ついついチャリ頼みになります。
南区を流れる那珂川沿いの遊歩道には、木の根っこがアスファルトを突き破って地上に出てきております。これが何か所も何十メートルも続いとるわけで、自転車のタイヤ泣かせであります。自然の生命力に感服です。
この極めて控えめな意思表明の言葉が掲げられているのは、旧住吉中学校(市立)の跡地です。校長先生の困った顔は見たくないので、みんなゴミは家に持ち帰っていたはずです。住吉中学校は、小中一体となって、近くに移転してるんですね。すごく立派な建物が出来ています。で、跡地はマンションにでもなるのかと思い、調べたら精華学園という学校がグラウンドなどに活用する、と書いてありました。
その跡地から少々北に進むと、美野島商店街があります。すっかり今風に染まっていく福岡市内に残される数少ない昭和の空気が薫る街並みで、味があります。その中でも激安アイスキャンデー(キャンディに非ず)で有名なかどや食堂さんは、しばしばテレビや新聞、タウン誌に取り上げられる有名店です。年配の人が子ども時代の駄菓子屋にタイムスリップ出来るかもしれません。あらためてパインアイス(50円!)を買いに入り、うどんがメインであることを認識しました。
博多駅方面から足を(というか車輪を)延ばして、博多小学校近くまで行きました。大村京染店は、以前ブログで書いた早逝の編曲家・大村雅朗さんのご実家。先日のテレビ番組「関ジャム」でも大村さんの話題がひとしきり盛り上がってました。
この周辺も静かで落ち着いた街並みです。十年前に比べると、昔ながらの風情が薄らぎましたね。
家のある南区に戻る途中、「E・YAZAWA」的な名称のマンションを見つけました。でも、たぶん「ながよしさん」が持ち主なんでしょう。福岡県内にはちょいちょいある名字です。
高宮駅の近くの店舗にて、バンクシーらしき絵を見つけました。イギリスからここまで遠征してきたんでしょうか。驚きました。
大橋までたどり着きました。このお店の名前、アジトと言えば昔は赤軍派などが陣取ったものですが、ここはカレー屋さんのようです。スパイシーな雰囲気を醸しているので、いつかは行ってみたいところです。
今回はとりとめなく、福岡市内のいくつかを自転車で巡ったさまを紹介しましたが、今後機会をとらえて、特定の場所に絞って書いてみたいと思います。美野島商店街などいい素材かと。