今回のテーマは「水虫」。たかはら皮ふ科の院長・高原正和先生が”カラダのトリセツ”を教えてくれました。
目次
「水虫」とは?
白癬菌(はくせんきん)というカビによって生じる皮膚の感染症で、足や手にできれば水虫、体や股にできた場合はたむしといわれます。
症状は皮がむける、水ぶくれができる、足の指の間がじくじくするなど。慢性タイプはかかとなど足の裏の皮膚が硬くなって、爪水虫を併発することもあります。一般的には抗真菌薬の塗り薬で治療しますが、皮膚が厚くなったケースは内服治療も検討します。
日本では約5人に1人が足水虫に、約10人に1人が爪水虫にかかっていると推測されています。20~40代女性で見ても約20%に水虫があるといわれています。ナイロンストッキングやブーツの装着による蒸れ、ハイヒールで足指がくっつきやすいなどの理由が考えられるので、靴、靴下のはきっぱなしは避けましょう。
指の間を含めて毎日足を洗って清潔にすることが大切です。家族内に患者がいる場合は感染しやすいので注意しましょう。
足底の皮むけなど気になる症状があれば、早めに皮膚科を受診してください。顕微鏡検査ですぐに確認できます。進行する前に早期に発見することをおすすめします。
たかはら皮ふ科(院長/高原正和)
住所 福岡市東区千早2-1-1 東海住宅ビル3階
電話 092-682-1257
診療時間:9:00〜12:40、16:00〜19:00(木、土曜~12:40)
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