12月に入って忘年会シーズン到来。旦那はなぜか毎週日曜日に忘年会があると言います。メンツもほぼ変わらず、飲んでる店も一緒。何をそんなに忘れたいんだか、ただ飲みたいだけなのか…。コロナ禍で給料がダウンして、家族は節約を強いられているのに! 怒り心頭の私に、旦那が放ったあまりにも呆れてしまう言い訳を聞いてください。
給料は減ったのに… 驚愕の忘年会スケジュール
うちの旦那はトラックドライバーで、ルート配送の仕事をしています。夜間帯の配送ということもあり、普段はとにかく寝ることが優先。家でお酒はほとんど飲みません。
同僚の人も飲酒運転にならないよう、普段は飲まない人ばかりなのですが、毎年12月には派手な飲み会をします。運転代行を使うのはもったいないので、それぞれ奥さんが送り迎えをします。寒い夜中に迎えに行くのも、物入りな年末に飲み会にお金を使うのも、以前から不満でした。
しかもコロナ禍で旦那の会社も影響を受け、給料がダウン。ボーナスもなく、家計はカツカツ… そんな中、毎年恒例の忘年会について、旦那から驚くべき発表があったのです!
「今年は忘年会で3万円くらいいるから、お金用意しておいてね!」わが家はお小遣い制ではなく、必要な時に必要な分だけお金を渡すようにしています。それは、持っていると持っているだけ使ってしまう人だから…。毎年の忘年会はだいたい5,000円~7,000円程度の出費だったので、あっけらかんと笑顔で言い放った旦那に、一瞬殺意に似たものを覚えました。
旦那の言い訳に納得いかない!
「は? 3万? 何それ?」あまりの怒りにポカンとする私に、旦那は当たり前のような感じで、驚く言い訳を始めました。
「5日はHさんが来れなくて、12日はNさんが来れないんだよ。19日はKさんが来れなくて、全員(6人)揃うのが26日だけなんだよね!」
「だったら26日に全員揃って飲めばいいじゃん」
「1回だけじゃ何か寂しいし…」
「忘年会なんて、何回もやるもんじゃないでしょ? それに3万なんて無理だからね!」
「コロナで仕事も少なくなってきてさ、こんな悪い年は忘れたいねってみんなで話してて。普段飲みに行くことなんてないから、年末くらいパーッと飲もうかって」
「だから! 26日に全員で集まってパーッと飲めばいいでしょ! 何回も送り迎えするのも大変だし、予算もオーバーなんだよ!」
私が言い返すと、旦那がとどめの一言を言ったのです。
「みんなさ、節約生活で家のご飯もしょぼいメニューばっかりなんだって! たまには旨いもん食いたいねって話になってさ」
「はぁ? しょぼいメニュー? たまには旨いもん? あんたの給料さえもっとあったら、こんなことにはなってないだろ! でもこれは夫婦の間でも言っちゃいけない! 抑えろ!」私の心の中では天使と悪魔が葛藤していました。怒鳴りそうになる自分を抑えることでとにかく必死でした。
大変なのはわかるけど… もう少し家族のことを考えて!
忘年会も1回なら文句は言いません。でもうちには子どももいるので、年末年始はすごくお金がかかるのは、旦那だって分かっているはずなんです。
コロナ禍でストレスが溜まっているのは、旦那や会社の同僚だけじゃない! もう少し家族のことも考えて、おかしなことは言いださないようにして欲しいものです。
結局おかしな忘年会は、全員が揃う26日の1回にさせました…。旦那は不服そうな顔をしていましたが、結局どの家の奥さんからも同じことを言われて、みんなでしょぼくれたそうです。
(ファンファン福岡公式ライター / きなこ)