「九州国立博物館」(福岡県太宰府市)の魅力を定期的に発信する「九州国立博物館だより」。今回は11月と12月に見ることができるオススメの文化財と展示情報を中心に紹介します。
4F文化交流展示室で11月・12月に見られる文化財
中空土偶(ちゅうくうどぐう)
年代:縄文時代 前20~前10世紀 展示時期:展示中~2021年3月31日(水) 場所:基本展示室
農夫形埴輪(のうふがたはにわ)
年代:古墳時代 6世紀 展示時期:展示中~2021年3月31日(水) 場所:基本展示室
重要美術品 五鈷杵(ごこしょ)
年代:鎌倉時代 13~14世紀 展示時期:展示中~2021年3月28日(日) 場所:基本展示室
刀 金象嵌銘一(かたな きんぞうがんめいいち)
年代:鎌倉時代 13世紀 展示時期:展示中~12月23日(水) 場所:基本展示室
山水蒔絵盆(さんすいまきえぼん)
年代:安土桃山~江戸時代 16~17世紀 展示時期:展示中~12月6日(日) 場所:基本展示室
【特集展示】しきしまの大和へ―奈良大発掘―
開催中~12月20日(日) 文化交流展示室 第2・3室
「しきしまの大和」と万葉集に詠まれた奈良。外来文化を受容しながら独自の文化を形成した日本の姿を、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館の優品から紹介。奈良・大和の歴史の息づかいを感じるとともに、ムラから都市、国家へと歩んだ足跡を見ることができます。
墨書人面土器(ぼくしょじんめんどき)
年代:奈良時代 8世紀 所蔵:奈良県立橿原考古学研究所付属博物館
【特集展示】織物に魅せられて ー加賀前田家伝来の名物裂(めいぶつぎれ)ー
12月1日(火)~2021年1月24日(日) 文化交流展示室 第9室
「名物裂」とは、茶道具の袋物や掛け軸の表具などに使われた古くて貴重な織物のこと。加賀の前田家に伝わった名物裂を、九博所蔵の「裂帖」を中心に紹介。87種類もの貴重な裂を集めた大阪の豪商・鴻池家の家宝の箪笥(たんす)も見ることができます。
鴻池家伝来裂箪笥(こうのいけけでんらいきれだんす)
年代:箪笥/江戸時代 19世紀 裂/13~17世紀 所蔵:個人蔵
自作動画「文化財のミカタ」
博物館ってどう楽しめばいいの? 文化財ってどう見ればいいの? そんな疑問に答えるべく、自作動画「文化財のミカタ」をyoutube上で公開中。さまざまな文化財の紹介も行っています。
九州国立博物館
住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2 営業:9:30~17:00(入館は16:30まで) 休館:月曜 電話:050-5542-8600(NTTハローダイヤル 8:00~22:00)