今回のテーマは「マスク着用の肌トラブル」。BLISS CLINIC ブリス クリニックの院長・田尻豊和先生が“カラダのトリセツ”を教えてくれました。
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マスク着用の肌トラブルについて
コロナ禍でマスクをする機会が増え、「顔がテカる」と感じている人もいるかもしれません。顔の表面が高温多湿になり皮脂や汗の分泌が活発になるためだと考えられます。長時間の着用は化粧崩れの原因にもなります。
また、毛穴の開きが気になるという声も。マスクだけが直接作用しているとはいえませんが、マスクをしない場合より肌が多湿になりマスクに付着した汚れで雑菌が増えやすくなり、元々の皮膚炎の悪化や新たな脂漏性皮膚炎、“マスクかぶれ”や毛包炎などの肌トラブルも生じやすくなると考えられます。肌に皮脂が長時間作用し、結果的に毛穴の開きにつながる可能性もあります。
臨床で感じるのは、特に口周りにニキビができやすくなった人が多いようです。仕事中は昼休みには口周りだけでも洗顔をしたり、家では帰宅したらすぐにメークを落としたり、マスクが必要ない日はすっぴんで過ごすなどして、なるべく肌を清潔に保ち休ませてあげましょう。
1日に1回は必ずマスクを取り換え肌を清潔に保ちましょう。肌の調子がよくないときは、皮膚科医に診てもらうことをお勧めします。
BLISS CLINIC ブリス クリニック(院長/田尻豊和)
住所 福岡市中央区清川1-9-20-3階
電話 092-791-1441
診療時間 月曜12:00~20:00、火~土曜10:00~18:00
休診 土曜(隔週)、日曜