地震などの災害が頻発する近年、注目されている備蓄方法「ローリングストック」を知っていますか。「防災新聞」サイト、竹若由里絵編集長に聞きました。
Q:「ローリングストック」はどんなものですか。
A:日常食を非常時でも食べることができるようにするための方法です。普段の食品を少し多めに買い足し、賞味期限が早いものから食べて、その分を買い足します。備蓄(ストック)・消費・補充のサイクルを回転させること(ローリング)です。いつも一定量の食品が備蓄されている状態にします。
災害時に普段食べているものがあると安心感にもつながるそうです。
Q:何を備蓄したらいいですか。
A:迷うときは、「いつも自宅にある」「あると安心する」食品をそろえてみてください。常温保存ができ、賞味期限が1年程度のものがいいといわれています。
Q:どのくらいの備蓄が必要ですか。
A:ライフラインが止まることを考えると、最低3日分、できれば1週間分を備えておきたいですね。主食やおかずのほかに、菓子類もあるといいでしょう。「いつものお菓子」は特に子どもの不安を和らげることにつながると思います。
目次
例えばこんな備蓄食品!
・肉、魚、豆などの缶詰 ・レトルト食品 ・ジャガイモなど日持ちする野菜 ・パックご飯など
・乾麺、即席麺、カップ麺 ・缶詰パン ・リンゴなど日持ちする果物 ・果物の缶詰
・果物ジュース ・ドライフルーツ ・あめ、ようかん、チョコレートなど菓子類
・みそ、しょうゆなど調味料 ・梅干し、漬物など