このコーナーでは、ワインバー・ラタフィア(福岡市中央区)のオーナーソムリエであり、日本ソムリエ協会福岡支部 支部長の吉村智美さんに聞いた、ワインに関する夜話をお届けします。今回のテーマは「細身ボトルのアルザスワイン」です。
目次
果実味豊かでバランスの良いブレンドされたワインも
フランスとドイツの国境沿いのワイン産地、アルザス地方では、「リースリング」、「ピノ・グリ」、「ミュスカ」、「ピノ・ブラン」、「シルヴァネール」などのブドウが栽培されており、多くの白ワインが造られています。
基本的には1種類の品種で造られ、ブドウ品種の名前がワインのエチケット(ラベル)に書かれています。
時々、ブレンドされた「エデルツヴィッカー」や「ジャンティー」とラベルに記されたワインに出合うことがあります。これは、単一品種のワインに比べるとリーズナブルに味わえます。果実味豊かでバランスの良い味わいで、初心者にもオススメの一本です。
また、「ゲヴェルツトラミネール」という品種は、アロマティックな品種といわれ、白バラ、白こしょう、ライチの香りが特徴的です。
現地ではフォアグラのテリーヌと一緒に楽しむことが多いです。
ソムリエ プロフィール
吉村 智美
ワインバー・ラタフィア オーナーソムリエ 日本ソムリエ協会福岡支部 支部長 アンスティチュ・フランセ九州 ワイン講師
ラタフィア
住所 福岡市中央区薬院2-4-39 1階
電話 092-732-9702
営業 19:00~24:00 火曜休