劇団四季のオリジナル新作ショウ「The Bridge ~歌の架け橋~」が3月14日〜28日(日)、キャナルシティ劇場(福岡市博多区)で公演中です。歌い継がれるミュージカルの名曲を華麗なダンスとともに届ける、ミュージカルや名曲ファンにはたまらないステージです。初日公演の様子とともに作品を紹介します。
劇団四季の魅力が凝縮された新作が福岡上陸
「劇団四季 The Bridge ~歌の架け橋~」(以下「Bridge」)は、これまで劇団四季が上演してきたさまざまな作品の名曲を歌とダンスで紡いだ、オリジナルの新作ショウです。14日(日)の開幕初日には多くのファンが訪れ、カーテンコールでは客席総立ちで大きな拍手が送られました。
「Bridge」では、劇団四季がこれまで上演してきた海外ミュージカル作品、オリジナル作品、ファミリーミュージカル作品など、幅広いレパートリーの中から選んだ全29曲が披露されます。さらに、場面ごとに衣装や照明の演出を変えたり、セリフを加えたりすることで一つのストーリー性を持たせ、単なるナンバー集ではない新たな舞台作品として楽しめるようになっています。 歌って踊って語るシンプルなショウスタイルだからこそ、劇団四季が誇る俳優陣の高いスキルを直球で感じられるのが、本作品の最大の魅力です。
作品のテーマは「舞台に捧げる祈り」。 「オープニング 劇団の原点」「劇場は夢を創りだす」「子どもたちに夢を届ける」「劇場人として生きる」「平和を祈る」「人生を謳う」「明日をみつめる」という7つの場面で構成されていて、劇団四季が大切にしてきた思いや、観客に伝えたいメッセージが随所に散りばめられています。
披露される曲は、誰もが一度は耳にしたことがある有名曲や、一緒に手拍子をしながら楽しみたい曲、思わずうっとり聞き入ってしまう曲など幅広いラインアップ。華麗で力強いダンスを交えながら展開していくので、初めて劇団四季のステージを見る人でも楽しむことができます。 さまざまな人の思いを歌とダンスにのせて、まさに未来への希望の“架け橋”となるような作品に仕上がっています。
この作品は当初、同劇団創立67周年記念作品として2020年7月に東京・竹芝の新劇場、JR東日本四季劇場[秋]のこけら落とし公演としてお披露目される予定でした。しかし、新型コロナウイルスの影響を受け、公演中止による大幅な公演計画の見直し、新劇場の完成遅れなどから開幕延期になりました。そしてこれらの困難を乗り越え、予定から半年後の21年1月に開幕の舞台を新劇場、JR東日本四季劇場[春]のこけら落とし公演に変更し、無事に公演がスタート。その後およそ1カ月間の東京公演を終え、福岡に「Bridge」カンパニーがやって来ました。「Bridge」初の地方公演です。 臨場感あふれる雰囲気を体感できるのは、やはり劇場ならでは。劇場では手指消毒や検温など、しっかりと感染対策に取り組んでいます。コロナ禍で疲れた心を癒やしに、足を運んでみませんか?
「劇団四季 The Bridge〜歌の架け橋〜」福岡公演
期間:3月14日〜28日(日) 場所:キャナルシティ劇場(福岡市博多区住吉1-2-1) 料金:一般S席 11,000円、A席8,800円、B席6,600円、C席3,300円 ※全て税込み。公演当日3歳以上有料(膝上観劇不可)、2歳以下の入場不可 ※託児サービス有り(有料) 問い合わせ:劇団四季 電話:0570-008-110(ナビダイヤル)