大切な人の携帯電話番号を覚えて「愛の備え」 NTTドコモが提供

 NTTドコモは、防災と携帯電話番号に関する意識調査を実施。被災経験者の98%が、「災害時に携帯電話番号を覚えておいた方がよかった」と回答していながら、実際は「約半数が大切な人の番号を覚えていなかった」ことが分かりました。結果を受け、同社では災害時などのもしもの時の備えとして携帯電話番号を簡単に覚えられるWebコンテンツ「愛の備え11ケタ」を3月8日(火)から提供しています。

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「もしもの時に大切な人の連絡先が分からない」状況をなくしたい

 「もしもの時に携帯電話が手元になく、大切な人と連絡を取りたい時に連絡先が分からない状況をなくしたい」との思いで、NTTドコモは、脳の記憶メカニズムに基づいた誰でも簡単に携帯電話番号を記憶できる仕組みを東京大学大学院特任講師の伴祐樹氏と協働で開発。

 「大切な人の携帯電話番号を覚えているということが、愛である」と捉え、覚えた携帯電話番号の所有者とこの機会に改めてコミュニケーションを取り合うメッセージ機能も搭載。「手持ちのスマートフォンで1分程度でできる“もしもの時の備え”が大切な人を思う気持ちを伝えることにもつながる」そんなコミュニケーションの活用が期待されます。

「記憶メカニズム」に基づき携帯電話番号を記憶できるWebコンテンツ

 「愛の備え11ケタ」はセンシング、五感など情報工学の専門家である東京大学特任講師の伴祐樹氏が監修。「記憶メカニズム」に則した方法で携帯電話番号を記憶できるWebコンテンツです。特定の携帯電話番号を記憶できると、その相手に「愛のメッセージ」を送信することができます。

東京大学特任講師 伴祐樹氏

 開発段階からさまざまな条件での検証が繰り返され、番号を表示しているだけで、携帯電話番号を記憶する状態に比べ、このWebコンテンツを活用することで記憶定着率が約1.2倍になることが実証されているといいます。

 視覚、聴覚、触覚を刺激することが記憶定着力の向上につながるという人間の「記憶メカニズム」。このコンテンツでは、覚える携帯電話番号のボタンが光り、次の番号が視覚から直感的に理解できるように実装。また、押した番号にエフェクトをかけ、ボタンを「押したような感覚」で触覚を刺激。さらには押した番号を音声で読み上げ、聴覚へのアプローチも。音声は、自分の大切な人を想像し、その人の声により近い音声を男性、女性から選ぶ仕組みです。覚える相手を想起することで、記憶への定着を促進する工夫がされています。

 この機会に大切な人の携帯電話番号を覚えてみては。

※「愛の備え11ケタ」はスマートフォンから体験できます

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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